内容説明
大ベストセラー『病院で死ぬということ』から25年、2000人以上の「死」と向き合ったからこそわかる、「本当に大切なこと」。
目次
第1章 生を大切にするために死を考える(死を目前にした家族にあなたは何と声をかけますか?;理不尽な現実への二つの対処法 ほか)
第2章 後悔しない死を迎えるために(十分には行われていない病名・病状告知;意味のない治療より悔いのない最期を ほか)
第3章 もし、あなたの余命が数か月だったら(死の体験旅行;感謝と謝罪があふれ出る「別れの手紙」 ほか)
第4章 死に行く人を幸せに送り出すために(妻のあとを追うように亡くなる夫;「グリーフケア」がなぜ必要か ほか)
著者等紹介
山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年福島県生まれ。1975年千葉大学医学部卒。同大学病院第一外科勤務。1984年、千葉県八日市場市(現匝瑳市)市民病院消化器科医長。1991年、聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長。2005年、在宅診療支援診療所ケアタウン小平クリニック院長。1991年、『病院で死ぬということ』で日本エッセイストクラブ賞受賞。同作は1993年に市川準監督で映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃんみー
42
山崎先生著『病院で死ぬということ』が刊行されてから25年も経つんですね。ホスピスケアに尽力されている先生の考え方に共感して、それ以後の本も読んできました。これは、武蔵美で授業を行なった「死の体験授業」を基にして書かれた内容です。大切な人のことを想いながら読んでいると、自然と涙が流れてきます。そして死を考えることは生を考えること。とはよく言われますが、改めて《生》を考え明日からを過ごします。(日常に埋没してるとついつい忘れがちになりますし、死については怖くて考えるのが嫌なんですよね)2016/02/27
ひろ☆
23
死を疑似体験する「死の体験旅行」のワークショップに興味があって、読む。正直、まだ自分が死ぬことについて、イメージが湧かないので、まだいいんだろうな。何が?(笑)2015/04/24
mi
2
死の体験旅行をやってみたくて読んだ。自分が今なにを大切に思っているかが分かる。 2021/07/24
めん
1
「死の体験旅行」大事な経験になった。2023/01/12
N
1
2つの構成になっている。1つは著者が死に対して考えていること。もう1つは具体的な死の体験授業のやり方。 実際に、本に書かれている通り死の疑似体験をしてみると、最後には涙が溢れ出し、大切なこと、人を気付かされた。 自分の大切なことがわからなくなって悩んでる人には、死の疑似体験をお勧めする。2018/12/13