魂の商人 石田梅岩が語ったこと―ビジネスの極意と人生の知恵

電子版価格
¥1,496
  • 電子版あり

魂の商人 石田梅岩が語ったこと―ビジネスの極意と人生の知恵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763132802
  • NDC分類 157.9
  • Cコード C0030

内容説明

江戸時代、こんなに“すごい人”がいた!ドラッカーより250年早く「経営」の本質を説き、ウェーバーより200年早く「経済倫理」をうたった。古くて新しい、「商人道」の教え。

目次

プロローグ 富への道を説いた“魂の商人”がいた
第1章 正直こそが、富をもたらす
第2章 勤勉こそが、安らぎをもたらす
第3章 倹約こそが、平和をもたらす
第4章 自立してこそ、強みを生かせる
第5章 天地自然に即して生きる
第6章 百年企業が、日本を強くする
エピローグ 日本よ、いまこそ“梅岩”に帰れ!

著者等紹介

山岡正義[ヤマオカマサヨシ]
1947年兵庫県神戸市生まれ。中央大学卒業後、東京商工会議所において経営指導員として活動、1万人以上の経営者と交流する。現在、経営コンサルタントとして「人を生かす経営・人が生きる経営」をモットーに、経営を人の視点で見直すコンサルティングを展開している。パートナーコンサルタンツ代表。特定社会保険労務士。衛生工学衛生管理者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

262
「正直」「勤勉」「倹約」「自立」を重視した商人のあり方を説いた江戸時代の石田梅岩をメインに据え、今の時代こそそうした倫理観を持つことが大切と説く本。地味だし、売上的にもパッとはしないが、著者がコンサルティング事業をやっているので現代の事例もいろいろと挙げつつ、ドラッカーやベンジャミン・フランクリンとの共通点を指摘し、いかに梅岩の主張が理にかなっていて、重要なものかを熱く訴えかけていている良い本だった。性理問答のところはあまりに話が抽象的かつ哲学的で本書を読む人によっては蛇足である気がしないでもないが。2016/02/25

あまね

15
『石門心学』を分かりやすく解説した良書でした。『都鄙問答』を読んでいて分からなかったことも、腑に落ちた所がありました。なぜか最近選ぶ本は気づくと『利他』『正直』『徳』をテーマにしている本が多いのですが、こちらもそれらの大切さを丁寧に説明してくれています。時代遅れと言われるかもしれませんが、今一度、見直したいことだと思います。2017/04/05

Yuma Usui

7
本書で始めて石田梅岩について詳しく知ったが、「実の商人は先も立ち、我も立つことを思うなり」という言葉にはハッとさせられた。石田梅岩が説いた石門心学と心学(陽明学)は違うようだがエッセンスは近いと感じた。普通のサラリーマンなどビジネスマンとしては陽明学より石門心学の方がしっくり来ると思う。石田梅岩の著である「都鄙問答」や「斉家論」の解説も読みたい。2018/01/11

Kentaro

5
ダイジェスト版からの要約 代表的な著書である『都鄙(とひ)問答』で梅岩は、「勤勉によってもたらされる安楽こそ、労働から得られる最上の喜びである」と説きます。働くというのは「はたを楽にする」行為であるという言い方が昔から日本には、あります。労働や勤勉は、周囲の人を楽にする――親の安楽や家族の幸せなどに奉仕することに最大の価値がある。そして、そのことが自分の喜びや安らぎともなって返ってくる。働くことは安らぎに通じるという梅岩の考えは日本人の労働観を積極的に形づくってきた大きな要素のひとつであると思えるのです。2018/04/28

Ryo Suenaga

5
「人の人たる道」の探求から始まり、オビにもあるような、古くて新しい梅岩独自の「商人道」の教え、「労働観」は、今まさに、一人の働く者としてもそうだが、それ以上に一人の人間として忘れてはならないと考えさせられた一冊。 それにしても、まだまだ知らない、すごい日本人がいたもんだ。2014/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8233958
  • ご注意事項

最近チェックした商品