出版社内容情報
ヨーロッパを拠点に国際的に活躍してきた創作の全貌を紹介する「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」展、国立新美術館公式カタログ。
イケムラは、絵画、彫刻、ドローイング、水彩、版画、写真、映像といったあらゆるメディアを駆使し、この世に存在するものの生成と変化の諸相を、潜在的な可能性までをも含めて表現してきた。
少女や夢幻の像、幻想的なハイブリッドな生きものたち、人や動物と一体化した風景など、イケムラ独特の多義的なヴィジョンは、イメージからイメージへと、軽やかにそのあらわれを変えてく。
そこには、生きている私たち、そして生まれいずるすべてのものたちの存在の多様性を、あるがままに受け入れようとするイケムラの強靭な思想を感じることができる。
ごあいさつ
謝辞
図版:土と星 Our Planet
・原風景
・有機と無機
・ドローイングの世界
・生きものたち
・少女の部屋
・戦いの場
・地平線の広場
・樹と山、飛ぶ鳥の
・炎
・無
・母と子
・うさぎ観音
・コスミック
テキスト
・長屋光枝[国立新美術館学芸課長]「イケムラレイコ論 イメージの生成をつかさどる」
・アニータ・ハルデマン[バーゼル市立美術館主任学芸員]「イケムラレイコ?素描と水彩」
・笠原美智子[石橋財団ブリヂストン美術館副館長]「イケムラレイコの少女」
・ステファン・クラウス[コロンバ美術館館長]「親愛なるレイコ」
・ヴィム・ヴェンダース[映画監督]「絵画一般、特にイケムラレイコについての見取り図」
・ウド・キッテルマン[ベルリン国立美術館館長]「像の底」
・田中淳[大川美術館館長]「小さな入り口―無限の循環にむかって」
・堀江敏幸[小説家・フランス文学者]「存在の曲線を棒グラフにしないこと?イケムラレイコの世界に触れて」
・保坂健二朗[東京国立近代美術館主任研究員]「イケムラレイコのトリプティックについて 「文化的翻訳」の観点から」
資料
・年譜 尾形万里子・久松美奈(編)
・主要参考文献 尾形万里子・久松美奈(編)
・作品リスト
イケムラレイコ[イケムラレイコ]
著・文・その他
目次
土と星 Our Planet
原風景
有機と無機
ドローイングの世界
生きものたち
少女
戦い
地平線
樹と山
炎
無
母
うさぎ観音
コスミック・ランドスケープ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nranjen
くも