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青空のむこう

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  • サイズ A6判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784763018281
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

生きている今を大切にしようというメッセージ。アレックス・シアラーのベストセラー小説待望の文庫化「とにかく、ぼくは死んでここにいる」

突然の事故で死んでしまった少年ハリー。
あるときハリーは青空のむこうから地上に降りてくる。


やり残したことがあるから……。


死んでいるのに、あっけらかんとしてユーモアたっぷりの主人公ハリー。

そのハリーが物語を通して、「生きている今が大切なんだよ」というメッセージを私たちに伝えてくれる、読後感の爽やかな感動の一冊。

多くのファンをもつYAの名手アレックス・シアラーを日本で初めて紹介したのがこの作品。

多くの読者に感動を与えた64万部突破のベストセラー小説。

文庫化を望む声に応え、このたび待望の文庫化!

1 受付…………The Desk

あの世で最初にすることは、名前を登録することだった。

2 死者の国…………The Other Lands

やり残したことがあると、〈彼方の青い世界〉に行けないらしい。

3 生者の国…………To The Land of the Living

ぼくは地上に飛びおりた。

4 下の世界…………Back Down

どんなイタズラをしたってだれも気づかない。

5 学校…………School

きっとみんなはさびしがってる。

6 コート掛け…………The Peg

ぼくのコート掛けを知らないやつが使ってた!

7 教室…………In Class

教室に入る前、ゆっくりと60秒数えた。

8 ジェリー…………Jelly

最悪の敵、ジェリーの作文が教室の壁にはってあった。

9 映画館…………The Cinema

映画館は幽霊でいっぱいだ。

10 家…………Home

やり残したことを片づけるために、ぼくは家にむかった。

11 二階…………Upstairs

エギーの部屋のドアに、はり紙はもうなかった。

12 エギー…………Eggy

思いを伝えたくて、ぼくは全神経を集中した。

13 彼方の青い世界…………The Great Blue Yonder

ぼくの気持ちは決まった。出発だ!



アレックス・シアラー[アレックスシアラー]
著・文・その他

金原瑞人[カネハラミズヒト]
翻訳

内容説明

ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して。

著者等紹介

シアラー,アレックス[シアラー,アレックス] [Shearer,Alex]
英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された

金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授・翻訳家。国内外のYA作品に対する造詣が深い。エツセイ、日本の古典の翻案もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

56
「死」について考えさせられる作品でした。やりたいことがまだ沢山あるのに命を落とすとはどういうことでしょうか。もし、明日突然命絶えても後悔しないように過ごしていきたいです。2020/12/26

優希

45
再読です。「死」について考えさせられますね。今生きているということを大切にしたくなります。ただ、もし自分の生が終わったとしても悔いはありません。ただ、身近な人に対しての行為は思ってもいないことばかりなのかもしれませんね。2024/08/22

sakai

42
今、自分が死んだとして、後悔することはあんまりないような気がするし、そうなるように意識して生きている(実際わからないけど)。でも、身近なひとに対して「こうすればよかった」「ああすればよかった」は、実は思っている以上にたくさんあるのかもしれないということを、この本を読んで気付いた。2023/11/23

いの

19
切ないです。でも爽やかに終わりをむかえます。子供視点で考える死と生。残された家族の悲しみといつかは受容しなくてはいけない寂しい現実。けりをつける時は「よく頑張ったね」と言いたくなりました。単純なストーリーで物足りないとは感じましたけれど、さすがに「旅立ち」の際にはハンカチが必要でした。子供さんがいるならば「命」について家族で話し合うきっかけのひとつになるように思います。2019/09/30

パンダCRZ

18
海外作家の翻訳本を読むのは久しぶり。幽霊になってこの世に戻ってくるストーリーやウグやアーサーといったキャラもいいラストもスッキリ。でも独特のユーモアや説明がちょっと苦手。2021/06/09

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