出版社内容情報
人気女性写真家・かくたみほの最新写真集。フィンランドの一隅で見つけた、一瞬の美しい光を集めた写真集。女性写真家・かくたみほの最新写真集。
フィンランドを代表する詩人カイ・ニエミネンの一編の詩と、静かな朝の1枚に始まり、深い森や湖の一隅、町の窓辺や庭先で光る木漏れ日、原っぱに咲く野の花たち、暮れてゆく水辺の夕暮れなど、かくたみほが見つけた「美しきものたち」が、フィンランドの尽きない魅力へといざなう。
その夢の中のような光景は美しい光に満ちて、見る人の心を照らし癒す不思議な力を発している。私たちが日々生きる世界がこんなにも穏やかで、平和な光を宿していることに心打たれる「一瞬の美しい光を集めた写真集」。
かくたみほ[カクタミホ]
著・文・その他/写真
著者等紹介
かくたみほ[カクタミホ]
77年三重県生まれ。雑誌やCDジャケット、ファッションブランドカタログなどの撮影と平行しライフワークではフィルムカメラを愛用して旅をベースに光を重きに置いて制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
54
「柔らかい光とクリアで乾いた空気のフィンランド」で撮影された写真を図書館の一隅で眺めています。心の波が穏やかになります。あとがきで写真家はこう述べています。「2度と同じ光には出会えないと思い撮っています。」と。写真を趣味としている私にはこの言葉がとても頷けました。昨日見た美しい夕焼け空は、たとえ同じ同じ時刻に同じ場所に立って待ち構えていても、決して出会えません。極北のフィンランドでしか出会えない「ピンク色の雲が浮かんでいるカーモスの空」を一度自分の目で見てみたいものです。2023/08/18
たまきら
52
読み友さんの感想を読んで。どうして光って国によってこんなに印象が変わるんだろう?日本のしっとりと水気をふくんだ光も好きだけれど、フィンランドの乾燥したクリアな空気も素敵です。また、寒い国のせいか室内の色は暖かく感じる暖色で、黄色みがあってこれまたお国柄を感じました。面白いな。2024/01/30
Koki Miyachi
1
素敵な光の粒子たち。好きだなぁ…2025/04/04