内容説明
「黒い繭」と名付けられた世界からは何が生まれ出るのか?ずっと心の奥にある「アカルイクラヤミ」を描き続けてきた画家まちゅまゆの初作品集。創り上げてきた世界も、物語も、願いも、この一冊にこめて。
著者等紹介
まちゅまゆ[マチュマユ]
1997年より福岡を拠点に油彩画家として創作活動を始める。2002年より銅版画も制作。その後2010年より東京へと活動の幅を広げ、個展やグループ展多数。2016年油彩画による絵本画集『ヒトを食べたきりん』を再出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kasim
24
一目惚れした作家さん。可愛さとダークの共存。擦り硝子の瞳の少女、ウサギ、猫、梟、謎の生き物がある時は不思議なサーカスに出演し、ある時は誰もいない夜の街角に佇む。赤頭巾や人魚姫、(こちらには未収録ですが)星の王子様も大好きです。名前をもじったココン・ノワール(黒い繭)という題も最高。先日個展に伺ってどっぷり浸ってきました。この本は油彩だけど銅版画も素敵。私に権力と財力があったらまちゅまゆさんの絵を表紙にして幻想小説や少女系ゴシック小説のアンソロジーを出すのに。今は絵葉書と小物に見惚れる程度でガマン。2018/11/08
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- 和書
- 天狗の落し文 新潮文庫