内容説明
子どもは、地球の未来をつくる大切な存在です。戦後、すべての子どもたちの幸せを願い、どうしたら幸せになれるのか、大人たちが集まって考えました。そして1951年5月5日の「こどもの日」に、「児童憲章」という「子どもと大人の大切な12の約束」を制定しました。12の約束とはどんなものなのか、子どもたちからの質問に、児童憲章をつくった「おじさん」が「そのとおりそのとおり」と答えてくれます。
著者等紹介
塚本やすし[ツカモトヤスシ]
1965年、東京都生まれ。絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がらくたどん
47
児童憲章は子どもの権利宣言。初めて読んだとき、12の項目を子どもが理解できる言葉で言い換えて「そのとおりおじさん」が「その通り!」って確認してくれる優しい絵本・・として読んできて、最後の「まもってくれてありがとう」のページと続く「児童憲章について」で強調されるあくまで努力目標で法的拘束力がないという説明で「ウッ」となり、裏扉の「みんなもきをつけてね!」のおじさんの呼びかけで横面を張られた気がして「グヌ」となった本。ねえ、おとな、まもってくれるんだよね?さきにおれいもいうよ。だから、まもってくれるよね!2022/05/12
ヒラP@ehon.gohon
22
シニカルな絵本です。 1951年に制定された児童憲章のお話です。 5月5日のこどもの日に宣言されたものです。 大人が子どもたちに約束した12の項目があります。 おじさんが「そのとおり、そのとおり」と、笑顔で言っているけれど、違和感を覚える子どもたちは多いことでしょう。 おまけに大人の私は、そんな約束があったことを知らないし、子どもとして実感した記憶もありません。 内容を確認していくことは、今からでも遅くないかも知れません。 「そのとおり、そのとおり」と言える人間になりたいですね。2023/04/09
ほんわか・かめ
20
子どもの問いかけに、そのとおりそのとおり、と答えてくれるそのとおりそのとおりおじさん。安心感があります。果たしてどれだけ正しく児童憲章を認識していたでしょうか。安心感を与え守ってあげられる大人にならなければ! 塚本やすしさんは豪快な方だという印象がありましたが、こういう絵本を手掛けられるあたり、子供を守りたいという気持ちの強い方なんだなと感じました。2019/02/10
風里
15
こどもの日には間に合わなかったけど、1日遅れで読了。 母子手帳にも書いてある児童憲章。 こどもの日の意味とありがたさを噛みしめながら、読み飛ばしていた自分に喝。 たまにはちゃんと考えないと形骸化してしまうから恐ろしい。2018/05/06
ヒラP@ehon.gohon
13
【再読】大人のための絵本2023/05/05
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