内容説明
不二家のペコちゃんが生まれた戦後の日本、街や人々の様子も交えながら、ペコちゃんの60年以上の歴史を豊富なビジュアルとともに辿る。現代アーティスト17名による、ペコちゃんの熱い挑戦も大注目。展覧会「ペコちゃん展」の公式図録兼書籍。
目次
其の1 ペコちゃんと昭和
其の2 生活の中のペコちゃん
其の3 ミルキーワールド
其の4 不二家とデザイナー
其の5 コラボするペコちゃん
其の6 ペコモードの競演
其の7 現代アーティスト×ペコちゃん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
111
{2015年} 1950年、銀座6丁目に日劇の大道具さんが作った張り子人形が登場し、翌年発売された「ミルキー」で商品キャラクター(永遠の6歳)として知名度は全国区に(ポコちゃんと仔犬の「ドック」もお忘れなく)。「ペコ」「ポコ」の名前の由来は、仔牛のことを指す「べこ」という方言と、幼児を表す室町時代の言葉「ぼこ」が、西洋風にアレンジされたものだそうです。17人のアーティストによるペコ・アートも掲載。「♪ミルキーはママの味~」は、ミルキー行進曲の2番のサビの歌詞だと今知りましたよ!2016/03/16
リッツ
22
もう、久しく買ってはいないミルキーだけど、新製品を目にすると暫したたずんでしまう。ペコちゃんはあまりにも幼馴染み。歴代ペコちゃん(初代はかなり迫力)当時の街の様子、人々の暮らしぶりも載っていてノスタルジーな気分で胸がいっぱいになった。皆に愛され続けてきたペコちゃん、真似をして舌がひきつりそうになったっけ(笑)2015/08/23
猪子
6
詳しくは覚えていないけれど、小さい頃に銀座の不二家レストランに行って博品館に連れてってもらった記憶がある。世代的には色々なファミレスもあっただろうけど、不二家レストランは特別だった。数年前まで銀のお皿に載った洋食プレートがあったと思うんだけど、今は無くなってしまったらしい。確かミニミニペコちゃんも持ってた。近年ではミルキー味のリップ(買った)とかハンドクリームもあったりして、自分の生活に結構ペコちゃんが浸透していることを知った。ポコちゃんは弟だと思ってた。2020/02/20
のりじゃん
2
読み終えて、無性にミルキーが食べたいし、不二家のレストランにも行きたくて堪らない。店先のペコちゃんの人形の頭もナデナデしてあげたい。私も、すっかりいい大人?になってしまい行動範囲に不二家が無いので、記憶が薄れていたことを次々と思い出した。私もミニミニペコちゃん、コレクションしてた!福笑いも覚えてる!クリスマスプレートも初期の頃のを知ってる。現代アーチストが描くペコちゃんが、興味深かった。油絵、絵画、日本画、造形など、やっているジャンルで表現が違うけど、みんなペコちゃんには変わりない。2018/03/29