- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(日本)
内容説明
小川千甕という画家がいた!彼は、仏画を描き、洋画を学び、漫画に手をそめ、日本画屋となった。
目次
第1章 京都での修業その壱―仏画と洋画 明治二九年(一八九六)~明治三九年(一九〇六)
第2章 京都での修業その弐―日本画とデザイン 明治四〇年(一九〇七)~大正二年(一九一三)
第3章 東京、そしてヨーロッパへ 明治四三年(一九一〇)~大正三年(一九一四)
第4章 縦横無尽の時代へ―日本画家・洋画家・漫画家として 大正四年(一九一五)~大正一五年(一九二六)
第5章 昭和の「南画家」として 昭和元年(一九二六)~昭和二〇年(一九四五)
第6章 晩年輝く―縦横無尽・放縦遊戯の世界 昭和二〇年(一九四五)~昭和四六年(一九七一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rika
4
京都文化博物館で開催中の「小川千甕展―縦横無尽に生きる―」にて購入。少年時代は仏画を、その後は洋画、日本画、陶磁器の絵付けを学び、俳句の挿絵、漫画も描き、ヨーロッパではルノワールに会い、やがて本格的な日本画家となった明治~昭和の人。初期の作品は、細い線で描かれた真面目な仏画。それが、時代を経るごとに、生き生きとのびやかになり、掛軸の中で書や絵が踊っているような、そんな楽しい作品に変化していきます。「桃花源記図屏風」「出雲八重垣」「桃李園夜宴」「天保九如」が好き。もっと世に知られて良い画家だと思います。2015/12/18