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目次
生い立ち
守一の死生観―生と死の間で
無形の描線―輪郭線の秘密
いのちのかたち
墨絵―水墨淡彩の世界
守一の書
オイルパステル
塑像
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
22
2014年に行われた、岐阜県美術館主催の『熊谷守一展』の公式図録兼書籍。掲載点数も多く、幅広いので楽しめる。やはり赤い輪郭線の作品からぐっとくる。改めてよく見ると、イラストタッチのベタ塗りにも見えるが、微妙な色合いやタッチや素材感によって深みが出て、見ていても飽きない。花や昆虫などは形も面白く、描きたい気持ちもよくわかるが、単純化された裸婦像も配色によって、あらためて形や色を描きたいんだな、ということがよくわかった。風景画も、風景の形を残しつつ、単純化しているのが、いいなと思う。本物が見たくなってきた。2024/05/26