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内容説明
“神田祭”“築地明石町”“築地川”“御濠端”“向島の花”“墨田河舟遊”…名画の舞台となった場所の写真・地図付。
目次
1章 江戸東京めぐり(向島“向島の花”;明石町“築地明石町”;築地川“築地川” ほか)
2章 羽子板で辿る明治の風情(かるた(一月)
花見(四月)
氷店(八月) ほか)
3章 古の風俗を楽しむ(潮“夕潮”;金魚“夏の日盛り”;蛍“蛍” ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
134
ふくよかで、気品ある鏑木清方の日本画を見ていると、古き良き日本の雰囲気を身近に感じることができる。以前読んだ随筆で感じた美を求める凛とした心が絵にも強く感じられた。慎ましさや優しさ、清らかさといった日本人が大切にしている美徳が鏑木清方の絵には余すところなく表現されている気がする。こういった美徳を絶やさずに、次の世代に伝えていくことが大切だと思う。2015/10/14
あきあかね
18
明治十一年に神田に生まれた鏑木清方が過ごした明治の東京には、まだ江戸の残り香が漂っていた。夏の日盛りに木陰に腰をおろす風鈴売り、「いわァしこい」と透る声の少年を呼び止め鰯を買う町女房、和傘を畳む着物姿の女性の足元で密やかに咲く紫陽花の花、織り目の透いた薄い絹織物を来た女性が掲げる金魚の涼やかさー。どれも現代からは遥か遠くなった風雅な世界が永遠にその姿をとどめている。他方で、「亂雜そのものの如き現在の東京にはまことに奇蹟的な存在といつてよかろう。」と語る半蔵門の御堀端の風景のように、⇒2024/06/16
Tadashi_N
17
展覧会の予習用。作品に添えられた文の確認で役にたった。2022/05/04
かんしゃします。
0
50年間行方不明になっていた「築地明石町」が東京国立近代美術館によって発見され、鏑木清方の個展の目玉作品として展示されます。そういえば昔、切手を持っていたような。2021/11/08
kaz
0
美人画、浮世絵だけでなく、スケッチも紹介されているのが嬉しい。明治から昭和初期にかけての風景が楽しめる。 2020/01/13