内容説明
お坊ちゃん育ちのクマチカ先生、一筋に大好きな虫や花を描いていたら、気がつけば生涯ビンボーズ…98年もの人生は、関東大震災や戦争で波瀾万丈。困難を持ち前のユーモアと度胸で乗り越えた、軽やかでタフなハイカラ人生に感動!プラス思考の達人です。
目次
ハイカラ少年記(泣き虫ゴロチャン;ゴロチャンの春夏秋冬;ゴロチャンの育った横浜;関東大震災、その前後)
ハイカラ青年記(天真爛満な中学時代;デザインに目ざめる;上野の森の青春時代;デザイン界の夜明け;戦火の中で)
ハイカラ貧乏記(絵本作家はビンボーズ;ビンボーズの醍醐味;チカボ・ルネッサンス;かがやける八十代;一日一日を生きる)
著者等紹介
熊田千佳慕[クマダチカボ]
1911年(明治44年)横浜市生まれ。細密画家・童画家。東京美術学校(現・東京藝術大学)鍛造科在籍のまま、山名文夫に師事し日本工房にデザイナーとして入社。同僚の土門拳とポスターなどを数多く手がけた。1945年、結婚から八日後、横浜大空襲で焼け出され、父も喪う。厳しい現実に直面するも、定職を捨て絵本の世界へ身を捧げる決意をする。驚異的な細密描写のため大変な時間を要し生活は困窮したが、七十歳で「ファーブル昆虫記」の作品がボローニャ国際絵本原画展に入選し、一躍脚光を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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