内容説明
与謝蕪村の俳句と西洋美術に、果たして通底する何があるのか?ジャンルも時代も国も飛び越えて符合するヴィジョン!
目次
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)』
フランシスコ・デ・ゴヤ『砂に埋もれる犬』
ジョゼフ・コーネル『鳥たちの天空航法』
アルブレヒト・デューラー『メレンコリア1』
ハンス・ベルメール『ウニカ』
アントニ・ガウディ『サグラダ・ファミリア』
フランチェスコ・グアルディ『灰色のラグーナ』
アルノルト・ベックリン『死の島』
オディロン・ルドン『聖アントワーヌの誘惑』第三集9「…私は孤独のうちに沈んだ。私はうしろの木に住んでいたのだ」
マルセル・デュシャン『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』〔ほか〕
著者等紹介
北川健次[キタガワケンジ]
1952年福井県生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科修了。駒井哲郎に銅版画を学び、棟方志功・池田満寿夫の推挽を得て作家活動を開始。銅版画とオブジェの分野の第一人者的存在。その他に油彩画、写真、詩、評論も手がける。鋭い詩的感性と卓越した意匠性を駆使した作品は、美術界で独自の高い位置を占めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Monty
1
(蕪村の)俳句と西洋美術の親和性について書かれた本。国も時代も表現方法も異なるものに見て取れる親和性は面白くもあり、難解でもある。俳句も芸術なのだなぁと感じた次第。2021/04/29
almondeyed
1
与謝蕪村の俳句と西洋美術との、意外なまでの親和性を読み解く本。肝はジョゼフ・コーネル、ハンス・ベルメール、フィンセント・ファン・ゴッホの章か。いやどれも興味深い事が書かれているのだが、全体的にミステリアスな構成で、それはタイトルからも伺える。著者本人も、この辺の話になると目を光らせて語っていたので、相当調べ上げているに違いない。2017/07/30
CBF
1
(★★★☆☆)与謝蕪村の俳句と西洋絵画は意外と親和性が高い、という主張が面白かった。紹介されてる絵も、ゴヤとか有名なのばっかりで、眺めるだけでも楽しい(^o^)2015/12/05
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