内容説明
良寛の辞世の句に導かれ、文豪川端康成と画家安田靫彦の魂が触れ合う。安田靫彦愛蔵の良寛の書、安田靫彦作品、珠玉の安田・川端コレクション。
目次
第1章 交流
第2章 安田靫彦の世界(良寛敬慕;安田靫彦遺愛の品;日本画家・安田靫彦)
第3章 川端康成の世界(美との邂逅―文豪が愛した美;交遊の画家たち;身辺で愛した美;川端文学の装丁・挿絵;川端康成旧蔵品;川端康成が撮った写真)
第4章 川端の森深く―展覧会二五〇〇日の軌跡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
belle
2
この春は日本画家安田ゆき彦の大回顧展があった。そして川端康成が集めた書画骨董が東京ステーションギャラリーで公開されている。この本は良寛生誕250年川端生誕110年を記念して出版された。安田以外にも川端が好んだ芸術家たちも登場する。両展で見てきたばかりの作品がふんだんに紹介され、感動が読みがえる読書となった。「大和は美し」だ!手元においておきたい本。2016/05/21
Haruka Fukuhara
1
綺麗な本でした。川端康成ってなかなか立派な字を書くんですね。良寛さんは上手いらしいんだけど自分にはちょっと弱弱しく見えてしまって惹かれる字はそう多くなかった。2017/03/20