大和し美し―川端康成と安田靫彦

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  • サイズ A5判/ページ数 463p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763008190
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

内容説明

良寛の辞世の句に導かれ、文豪川端康成と画家安田靫彦の魂が触れ合う。安田靫彦愛蔵の良寛の書、安田靫彦作品、珠玉の安田・川端コレクション。

目次

第1章 交流
第2章 安田靫彦の世界(良寛敬慕;安田靫彦遺愛の品;日本画家・安田靫彦)
第3章 川端康成の世界(美との邂逅―文豪が愛した美;交遊の画家たち;身辺で愛した美;川端文学の装丁・挿絵;川端康成旧蔵品;川端康成が撮った写真)
第4章 川端の森深く―展覧会二五〇〇日の軌跡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

46
戦下鎌倉の夜、そして戦後広島の惨禍。二度に渡る”自他”の誓い。前者が『雪国』の”変質”であり、後者が古美術との天遇。国宝『十便十宜帖』の件が象徴。印象的だったのが、魁夷との歓談で川端氏が見せた、唯一自然な笑み。敬虔と浄福が心底とのこと。(僭越ですが)共感したのが、縄文土偶や埴輪の”語り掛け”。私のとっての古書。所蔵・旧蔵品からは、商売道具と密接に感じる硯・文具箱・筆立てに目がいく。装幀・挿絵からは、掲載はないが所有する限定150部『正月三ヶ日』を挙げたい。「芹澤銈介+手漉和紙」、これ以上はないかな。2025/10/12

belle

2
この春は日本画家安田ゆき彦の大回顧展があった。そして川端康成が集めた書画骨董が東京ステーションギャラリーで公開されている。この本は良寛生誕250年川端生誕110年を記念して出版された。安田以外にも川端が好んだ芸術家たちも登場する。両展で見てきたばかりの作品がふんだんに紹介され、感動が読みがえる読書となった。「大和は美し」だ!手元においておきたい本。2016/05/21

Haruka Fukuhara

1
綺麗な本でした。川端康成ってなかなか立派な字を書くんですね。良寛さんは上手いらしいんだけど自分にはちょっと弱弱しく見えてしまって惹かれる字はそう多くなかった。2017/03/20

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