内容説明
テキスタイルクリエーター大槻圭子は、大自然の風景、動植物、人々や文化と、世界を旅した印象を、独自の美意識と哲学で融合し、光のような透明感のある色彩と、大胆で簡潔なフォルムで染め上げた美しい染色作品を発表しつづけています。本書は、オール・オーストラリア・ロケにより作品を撮り下ろし、大自然の神々とテキスタイルの生命とが共鳴する瞬間を捉えた作品集です。
目次
黄金の羊、青銅の鹿、遙かなる文明の足跡を求めて
麦わらの山の中でまどろむ
矢車草の花が夕焼けをじっと見つめていた
夜明け前にさまよったゴスラルの思い出
いま、太陽、空気、水、木々そして大地の恵みをもう一度考えてみよう
アヴァノスの広場であのコーヒーミルを買えばよかった
ブレハム宮殿の庭に魅せられて…
小さな庭の崩れそうなベンチに腰かけてワインを飲んだの覚えてる？
とんぼだまを探してヴェネツィアの裏通りを歩いたあの日
クライネシャイデイックの雪崩〔ほか〕
著者等紹介
大槻圭子［オオツキケイコ］
１９４３兵庫県西宮市に生まれる。１９５９須田剋太先生に師事する。１９６２神戸女学院高等部卒業。女子美術大学芸術学部工芸科入学（現：女子美術大学芸術学部工芸学科）。１９６４沖縄の紅型工房で研修。芭蕉布、八重山上布、読谷織、陶芸、ガラスについて学ぶ。１９６５安宅賞受賞。１９６６女子美術大学芸術学部産業デザイン科工芸専攻卒業（現：女子美術大学芸術学部工芸学科）。現在、国画会会員。日本インテリアデザイナー協会会員。桑沢デザイン研究所講師。ＩＮＴＥＲＩＯＲ＆ＴＥＸＴＩＬＥ ｓｔｕｄｉｏ ＤｏＤｏ主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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