ブラックストーン・クロニクル〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763006325
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

舞台はアメリカの小さな町ブラックストーン。すべては、廃墟となって町を見下ろす古い精神療養所を壊すときから始まった。プレゼントが届くとなにかが起きる連続事件。すでに三つのプレゼントが届けられ、犠牲者は三人となった。町の住人は、犠牲者が精神療養所と関係があるのではないかと疑い出す。町の新聞『ブラックストーン・クロニクル』の編集長オリヴァー・メトカフは、療養所のことを考え出すと割れるような頭痛に悩まされ、元院長で自殺した父親と自分自身の過去に怯えるようになる。ふたたび、黒い人影は闇のなかで次のプレゼントを丹念に選んでいた…。4番目のプレゼントはリネン地のハンカチ、5番目のプレゼントはステレオスコープ、6番目のプレゼントは剃刀…そして、事件は終幕を迎える。黒い人影はだれなのか。

著者等紹介

ソール,ジョン[ソール,ジョン][Saul,John]
1942年カリフォルニア州生まれ。大学中退後、15年間、さまざまな職を転々としながら小説を書きはじめる。1977年に出版された処女小説『Suffer the Children』(『暗い森の少女』ハヤカワ文庫)がまたたく間にミリオンセラーとなる。数多くのホラー小説、サスペンス小説、SF小説を手がける。現在、シアトル、ハワイなどを行き来する生活を送っている

金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家

石田文子[イシダフミコ]
1961年大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pyonko

5
頭の中にこんな町の設定が持てるのは羨ましい。またブラックストーンに行きたい。2015/04/23

Apollo

4
えげつない黒歴史を持つ精神病院跡屋敷が見下ろす小規模な街が舞台。謎の人物から謎のプレゼントを贈られた住民が次々と悲劇に見舞われる。怖さは想像を絶する程ではなかったし、結末も予想の範囲内だったけれど、何の予定もない休日をゆっくり過ごすにはぴったりのホラー小説。魂が宿そうな人形は、恐怖アイテムとして鉄板ですね。あの人形を持つ少女が、次の物語を始めてくれそうな気がする。2017/06/26

nir

3
ミステリーとホラー半々ぐらい。たまに本当に温度や質感を感じるような描写があってブラックストーンという街に迷い込んだかのように読了。ラストは救いというよりあらたな連鎖の始まりな気がして、その王道ながらぞくりとする感じが好き。2015/08/28

寝猫

3
久々ジョン・ソール世界に行ってきました 相変わらずのホラー世界 でも最期に救いがあって良かった2015/03/18

硯浦由咲

1
キングの「グリーン・マイル」にヒントを得た連続刊行小説だったそうで、なら一話ずつゆっくり楽しもう……と思ってたんだけど、第三話から一気に読んじゃいました。怖くて面白くて止められなかった。キングのキャッスルロックみたいに、このブラックストーンの物語をもっと読みたいなぁ。読みながら確実に私もブラックストーンにいたし、オリヴァーやレベッカたちを身近に感じたわ。ジョン・ソールの他の作品、まずは「暗い森の少女」、「闇のなかの少女」から読み直さなくては。2013/06/25

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