内容説明
「山椒魚」「黒い雨」の作家は、少年時代画家をめざした。六〇歳から約六年間、画塾へ通い絵を描いた。著者藤谷千恵子は、その絵の跡をたどりながら師、井伏鱒二の姿を綴る。
目次
井伏先生の書斎「麦わら帽子の少女」
加茂町粟根
鞆ノ浦
京都滞在
「習作」と「木陰」
釣り図・自画像
裸婦素描
油彩画「さかな」
セザンヌの梨
二冊のスケッチ帳
瀬戸の絵付け〔ほか〕
著者等紹介
藤谷千恵子[フジタニチエコ]
名古屋市に生れる。金城女専(現・金城学院大学)国文科を卒業。1953年に上京、井伏鱒二に師事。宮田武彦に絵を学ぶ。78年頃より、セザンヌゆかりの地を訪ね、たびたび渡仏
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- 三階建の御言葉 〈3〉