目次
第1部 考古学からのアプローチ(考古学からみた渤海とその周辺;渤海瓦〓研究の諸問題―なぜ、考古学者は瓦を研究するのか)
第2部 文献史学の新展開(高句麗王系成立考―整備の諸段階と美川王;高句麗遺民墓誌研究の動向と争点;日本の渤海史研究の現状について―文献史学を中心に;唐代契丹の反乱と河北海運使の成立)
第3部 近現代史とのつながり/史学史と書誌学からの接近(韓国国立中央図書館所蔵講演録からみた稲葉君山の満鮮史観と高句麗;『満蒙叢書』から『遼海叢書』へ―内藤湖南と金毓黻との「対話」;日本国内所蔵金毓黻著『渤海國志長編要刪』調査報告;附論:東(部)ユーラシア史という考え方―近年の日本における古代東アジア史研究の新動)
著者等紹介
古畑徹[フルハタトオル]
1958年東京都板橋区生まれ。1981年東北大学文学部史学科卒業、1987年東北大学大学院博士課程後期単位取得退学。東北大学助手を経て、1990年金沢大学教養部助教授。1996年金沢大学文学部助教授、のち同教授。現在、金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授(2008年より)・同人間社会学域国際学類長(2020年より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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