目次
第１部 『漢書』篇（『漢書』帝紀の檢討―「高帝紀」から「成帝紀」における帝王觀・皇帝觀と漢王朝觀を中心として；『漢書』「外戚傳」の檢討；『漢書』「元后傳」の檢討；『漢書』「王莽傳」の檢討；『漢書』の“谷永像”の檢討―『漢書』の本傳と「五行志」における“谷永像”の比較による檢討 ほか）
第２部 董仲舒篇（『漢書』「董仲舒傳」所引の「天人三策」における“董仲舒像”；『漢書』「五行志」所引の「高廟園災對」における“董仲舒像”）
著者等紹介
小林春樹［コバヤシハルキ］
１９５２年桐生市に生まれる。２０２１年大東文化大學東洋研究所教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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BIN
5
2部構成になっていて、第1部は通史的に見て歴代の皇帝観が書かれてます。最後の方で外戚伝ということで王莽含めた王氏のことが書かれています。徐々に腐敗していっている感を出し、滅んだ漢を復興させた光武帝を持ち上げるように漢書が書かれた的な展開がされてます。第2部は董仲舒がメインで儒教の官学化を推進した人物というよりかは、災異思想家（政治が悪いと自然現象も悪くなる的な思想）であることを著作から説明し、第一部の話にもつながるという展開の内容です。なぜか旧字体で書かれてます。2024/05/23
