目次
國語學の五十年 文字・表記(史的研究)
表記の展開と文體の創造
表記法の變遷
日本文字史研究の現状と展望
女手のもう一つの世界―角筆文獻における女手使用
平假名の成立と「をんなで」
平安時代の平假名文の表記様式1―語の漢字表記を主として
平安時代の平假名文の表記様式2―語の漢字表記を主として
大東急記念文庫所藏 大方廣佛華嚴經卷三十四の草假名
文字の交流―片假名の起源
訓點における片假名の始源とひらかなの使用場面
かなの用法
高山寺本古往來における漢字の用法上の性格―振假名の有無を手懸りとする考察
將門記における漢字の用法―和化漢文とその訓讀との相關の問題
將門記承徳點本の假名遣をめぐって
訓點における拗音表記の沿革
漢書楊雄傳天暦二年點における一音節字音の長音化について
院政・鎌倉時代における字音の連濁について
三寶繪の妙達和尚―國語音韻史からの一話題
心經―發心集増補部の撰者についての國語史よりの提言〔ほか〕
著者等紹介
小林芳規[コバヤシヨシノリ]
1929年山梨縣甲府市生。1992年徳島文理大學教授 廣島大學名譽教授。文學博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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