目次
序論 『水滸傳』の形成と「水滸」物語
第1部 通俗水説研究(『水滸傳』における「好漢」の概念;『水滸傳』百二十回本挿入部分と馮夢龍の関係―量詞「籌」を端緒として;魯智深像の再検討;明代通俗小説に描かれた惡僧説話の由来―佛教における「戒律」と「淫」の問題を手掛に;中國近世通俗文學における「勸善懲惡」)
第2部 元雜劇研究(「黒旋風雙獻功雜劇」の喜劇性―道化の側面から;元雜劇「還牢末」人物形象新釋;元雜劇と能・狂言・歌舞伎;元雑劇と能樂の影響関係について―日中古典演劇比較論争再考)
附論 『續修四庫全書總目提要』の價値―『水滸傳』の解題を例に
結論 中國近世通俗文學と「水滸」物語の諸相
著者等紹介
林雅清[ハヤシマサキヨ]
1979年(昭和54年)、大阪生まれ。2010(平成22年)、關西大學大學院文學研究科中國文學専攻博士課程後期課程修了、博士(文學)。福井縣立大學非常勤講師、關西大學非常勤講師を経て、京都文教短期大學特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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