内容説明
本書は明清時代の華南の地域的特色を特に社会経済的側面に重点をおいて明らかにしようとするものである。
目次
第1部 明清時代広東地方開発の社会経済史的考察(明清時代広東珠江デルタの沙田開発と郷紳支配の形成過程;地方志を通じて見た桑園囲基の開発;広東省南海県沙頭堡の盧氏;広東広州府の米価動向と米穀需給調整―明末より清中期を中心に ほか)
第2部 清代台湾開発の社会経済史的考察(鄭氏時代の台湾開発;明末清代台湾南部の水利事業;台湾史研究における一田両主制研究の成果と課題;清代台湾中北部の水利事業と一田両主制の成立過程 ほか)
著者等紹介
松田吉郎[マツダヨシロウ]
1950年大阪府に生まれる。大阪市立大学大学院文学研究科東洋史学専攻後期博士課程退学。兵庫教育大学学校教育部講師、助教授を経て、1998年より同大学教授、現在に至る。大阪市立大学博士(文学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。