目次
第1部 唐の建国と北方問題
第2部 新出土史料より見た唐代テュルク人の存在形態
第3部 唐の朝貢規定と国際秩序
感想・レビュー
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韓信
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唐建国と匈奴系費也頭種の関係、対突厥政策の対立を一因とする玄武門の変、突厥による隋の亡命政権利用、第一帝国崩壊後の突厥移民に対する措置など、北方問題を軸にした唐王朝の建国過程や、墓誌からうかがう内附テュルク人の存在形態、辺境州県での待遇から入京途上の民間人との交雑禁止規定、上京後の鴻臚寺と迎賓館の位置と機構、外交儀礼の要となる蕃望の機能、皇帝への謁見と宴会の復元など朝貢使節の諸問題まで、唐を中心とした国際秩序の実態を論じる論文集。いまでは唐代史研究のひとつのメルクマールとなる重要な研究が多く、充実した内容2023/07/19
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