目次
巻7 学一 小学
巻12 学六 持守
巻13 学七 力行
著者等紹介
垣内景子[カキウチケイコ]
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学、早稲田大学)。現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きさらぎ
8
「敬」についての話がメイン。道理を自分に引き寄せること、「敬」によって心を引き締めることの大切さ、科挙のための勉強について思うところなど。相変わらず懇切丁寧に説いて聴かせる、よき師である朱熹の姿である。家族を養うために必要なら、科挙を受けて役人になることも考えなければならないし、科挙のための勉強が悪い訳ではない。一月に10日科挙の勉強をしても、真の勉強をする時間が20日もあるではないか!大切なのは本当の学問をする志を失わないこと!自分も苦労して家族を養っただけに、案外柔軟だなあと思った。読み応えあります。2019/04/26