出版社内容情報
当事者・支援者・研究者が一体となって,「発達障害理解」に革命を起こす! 本書は,ニューロマイノリティとして生きている子どもたち,いわゆる「発達障害児」の体験世界を,「内側から理解する」という視点から多様な著者らが多角的に描き出す。専門知と経験知を編み合わせ,新たな知の地平を拓く,実験的な一冊。
内容説明
当事者・支援者・研究者が一体となって、「発達障害理解」に革命を起こす!
目次
第1部 支援者の常識を変えることから(「成熟した発達障害成人像」からニューロダイバーシティを考える;「普通」に囚われてしまった子育て;精神科医にとっての発達障害とニューロダイバーシティ)
第2章 ニューロマイノリティの体験世界(リジョイス!;少年期/少年時代;怪獣たちのくるまえに)
第3部 隣人たちのまなざし(小さな友の声から;発達特性を障害化させないこと)
第4部 ニューロマイノリティを論じる(内側から人を理解するということ;ニューロマイノリティを文学から考える―ウルフとワーズワスを中心に)
著者等紹介
横道誠[ヨコミチマコト]
京都府立大学文学部准教授。専門は文学・当事者研究
青山誠[アオヤママコト]
社会福祉法人東香会理事(保育統括)。保育士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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cape
4
上の子と自分の思考のクセがあまりにも違うので難儀しており、なにかヒントがないかと横道氏の本をぼちぼちチェックしはじめた。当事者研究の手法を子育てに応用できないかしらと…… 診断名は、その枠にあてはめただけでしかなく、診断がつくかつかないかにかかわらず、相手と関係を築き、良いコミュニケーションをはかるためには相互理解が必要なはずだが、多数派≫少数派という非対称の力関係、当事者だけの問題にされてしまう現実があるのだろうな。2024/03/14
みみこ
1
ニューロマジョリティ同士も分かり合えない中で、ニューロマイノリティがどのように社会や他者とつながるか。良い悪いではなく、一つの形態として。2024/12/05
オーディオマン
0
○2025/03/19
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