出版社内容情報
教育実習での実体験を主体的に吟味・省察し,学問的な素養を加味して論理的な思考を導く力―「臨床の知」―は,学校現場で直面する複雑な状況に対して適切に判断・応答する能力の礎となる。この臨床の知を育むために信州大学教育学部で長年培われてきた方法論を惜しみなく伝授。「成長し続ける教師」への扉を開く本。
目次
1 多角的な視点からみた「臨床の知」(「臨床の知」とは何か;教師が学ぶとは;キャリア形成と臨床経験 ほか)
2 「臨床の知」に基づく理論と実践の往還(学習者から教師の視点へ;授業観察を通じた教師の授業観の習得;教育実習 ほか)
3 学校現場で活きる「臨床の知」(深い学びとICT活用;教職大学院;着任前と着任後に学ぶこと)