内容説明
論証、情報リテラシー、統計、読解・論述、自他評価、協働学習を扱い、アカデミックスキルズと批判的思考を同時に学べる!教育学や心理学を学ぶ人の研究法入門としても最適。
目次
第1章 批判的思考:なぜ大切なのか、そしてそれは何なのか
第2章 批判的なマインドセットを育む:論証を読み解く
第3章 情報(デジタル)リテラシー
第4章 データの分析と結果の解釈
第5章 批判的思考スキルを身につける:批判的に読む
第6章 書くことを通して批判的思考を育成する
第7章 ライティングを分析する
第8章 批判的に評価する
第9章 批判的思考のコミュニティ
第10章 教育の現場における批判的思考
著者等紹介
楠見孝[クスミタカシ]
京都大学大学院教育学研究科教授。1987年学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院教育学研究科教授、博士(心理学)
田中優子[タナカユウコ]
名古屋工業大学大学院工学研究科准教授。2009年京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻修了。現在、名古屋工業大学大学院工学研究科准教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
29
タイトルにある通り大学生や研究者なども対象にした少し小難しい本に仕上がっています☺️4年前から2020年に必要なビジネススキルとして注目される考え方なのですが、日本語に直訳すると批判的思考になってしまい、少し印象が悪いですが…この批判とは他者以外にも自分自身の思考の癖まで批判的にみる👀‼️メタ認知も含まれています✨私のおすすめは123章までがおすすめです。文章など書く方は7章を読むことをおすすめします。今年はクリティカルシンキングな一年で行きましょう🎵2020/01/29
水無月時計
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現在大学院の学生ですが、これは大学生のみならず、客観的に物事を見るということが必要、もしくは客観的に物事を見ることができるようになりたいと思っている方は誰しもが参考にできる一冊だと思いました。 全10章の構成に、それぞれ練習課題が提示されているため、自分のペースで繰り返し練習が可能であり、もし「批判的思考の訓練をさせたいけれど方法が分からない」といった悩みを持つ教育者にとっての参考書としても有効な一冊だと思います。2025/02/22
breathingroom
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クリティカルシンキング(批判的思考)のスキルや態度(マインドセット)をさまざまなワークを通じて学べるテキストです。統計やライティング、レポートの書き方といったアカデミックスキルも取り上げられています。各章が短い一方で、論理学や統計学の基本的知識が前提とされている箇所があり、大学初年次にはややハードルが高く感じられます。かと言って、研究法の授業やゼミが始まる2・3年次には読み応えがない印象です。この本を読むよりも、ライティングや統計など各テーマに特化した良質な日本語の入門書を読む方がより実用的でしょう。2024/11/09
Go Extreme
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内省スキル:批判的思考の主要要素 メタ認知:内省を含むスキル 批判的思考≠直線的思考 大量のフィードバックループ:解釈・分析・評価・推論・説明 情報リテラシー:識別・判断・活用 情報の多さ→管理・管理方法や活用が重要 量的データ・実証主義 質的データ・解釈主義 ルーブリック=判断基準 考えや主張を構造化・見える化→スキル向上 2020/01/19