目次
第1部 新しい学びの考え方(深い学び;対話的な学び;主体性のある学び)
第2部 新しい学びのための授業設計(主体的な学びを深める授業設計のために;学びを深めるための対話を授業に取り入れる;学び手の主体性を重視した授業設計のために;新しい学びの評価手法と考え方)
第3部 教師の学び:継続的な授業改善のために(Teacher as Researcher Approach;スケールアップ型デザイン研究)
著者等紹介
大島純[オオシマジュン]
静岡大学大学院総合科学技術研究科
千代西尾祐司[チヨニシオユウジ]
島根大学大学院教育学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riopapa
3
手元に置いて何度も読み返す必要がある。2022/01/17
おおぶちかずや
2
学習を与える人はどのような手順で、どのような仕方で学びを与えるのか。また、学びを受け取る方はどのような思考になるのか心理学も交えて詳しく書いてある。教える人はどっちの思考もわかっておく必要があると感じた。
松本淳史
1
最新の学習科学をまとめた本。教育現場も講義型から協調型にトレンドが変わっていくのかなと感じつつ読んだ。とにかく協調という言葉が多く使われていた印象。2021/02/23
にくきゅー
1
ざっとしか読んでない。再読決定本。主体性の評価については、粘り強さと自己調整を見とることが求められる。自己調整とはどういうことなのか、これがわからんと評価できない。この本によると、自己調整学習とは、予見、遂行、自己内省が循環するプロセスを経るようだ。ここらへんを実践と照らし合わせながら整理せんといかん。あと、社会共有的調整学習っていう新たな層もあるみたい。むむむ。勉強せないかんぜ。2020/09/06
UP
1
学習科学の知見を学校現場で実践に生かしたい、そう願う教育関係者は必携の1冊。日本ではなぜか学習科学をしっかり学べる「教育学部」の存在が薄いが、こうした理論を支柱にして授業実践のできる教育関係者は自ずと骨太になっていくと感じる。慣れない専門用語も出てくるが、どの学齢でもどの分野でも使える汎用性の高い科学的知見にお手軽に触れられる。主体的・対話的で深い学びをつくる武器が手に入る。個人的には協調学習、PFL、社会共有的調整学習、ICAPフレームワーク、評価の三角形、活動理論など発見と実際に使える武器をもらった。2019/10/16