取調べにおける被誘導性―心理学的研究と司法への示唆

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取調べにおける被誘導性―心理学的研究と司法への示唆

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  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762830730
  • NDC分類 327.63
  • Cコード C3011

目次

1 被誘導性:歴史と導入
2 誤情報効果:過去の研究と最近の発展
3 尋問による被誘導性と迎合性
4 被誘導性と記憶の同調
5 被誘導性と個人差:心理社会的尺度と記憶尺度
6 出来事そのものについての回復した記憶と被誘導性
7 健常児や知的障害児の被誘導性と個人差
8 脆弱な人たちにおける被誘導性:知的障害、自閉スペクトラム症、高齢の目撃者
9 警察の尋問における急性の被誘導性:脆弱性の主なメカニズムとしての自己制御の障害
10 被誘導性と被害者・目撃者認知面接とNICHDプロトコルによる面接
11 取調べにおける被誘導性:私たちは何を知っているのか?

著者等紹介

渡邉和美[ワタナベカズミ]
科学警察研究所犯罪行動科学部付主任研究官、警察大学校取調べ総合技術研究・研修センター教授(兼務)。博士(医学)、公認心理師、臨床心理士。1990年学習院大学文学部心理学科卒。2007年東京医科歯科大学大学院博士課程医歯学総合研究科(社会精神保健学)修了

和智妙子[ワチタエコ]
科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室主任研究官、警察大学校取調べ総合技術研究・研修センター教授(兼務)。Ph.D.、公認心理師。1995年東京大学教育学部教育心理学コース卒。2001年東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース修士課程修了。2003年英国ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究所修士課程修了。2009年英国オックスフォード大学大学院犯罪学研究センター修士課程修了。2014年英国ケンブリッジ大学大学院心理学部博士課程修了

久原恵理子[クハラエリコ]
科学警察研究所犯罪行動科学部少年研究室主任研究官。修士(教育学)、臨床心理士。2004年お茶の水女子大学生活科学部人間生活学科発達臨床学コース卒業。2006年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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木麻黄

3
専門性のかなり高い本ですが,面接を生業にしている人には必読本でしょう。他者から正確な情報を聞き出すには,相当な専門性が要求されることを知らしめる研究です。デジタル技術の発達により,あるいは人権意識の向上により,取り調べを密室化できる時代は終わりを告げました。別な言い方をすれば,引き出した情報の良否は,引き出す技術のあり様と共に評価される時代の到来です。記憶心理学,発達心理学,神経生理学,認知心理学の粋を極めた技術が面接だといっても過言ではありません。難しい内容ですが,何度でも読み返せる知見に溢れています。2021/03/27

たろーたん

2
バートレットによると、記憶は思い出すというよりも、再構成の過程らしい。故に、①省略、②合理化(意味を求めた探求)、③詳細情報の変換(馴染みのないものが馴染みのあるものに)、④出来事の順序の入れ替えが起きる。つまり、出来事の記憶は当人の利用可能なスキーマに照らして再構成されるのだ。そして、記憶が完全な思い出しでないのであれば、取調官の誘導や本人の特質に左右されるのも当然だろう。例えば、当人の誘導性や迎合性は自尊心の低さやネガティブ・イベント(虐待やいじめなどを受けた過去があること)に影響を受けるそうだ。2022/11/06

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