心理学ベーシック<br> 心理学ベーシック〈第4巻〉なるほど!心理学観察法

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心理学ベーシック
心理学ベーシック〈第4巻〉なるほど!心理学観察法

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762830143
  • NDC分類 146.3
  • Cコード C3311

出版社内容情報

◆第4巻の特徴◆

現実に即したデータを収集できる研究法であるが,心を直接目で見て観察することは難しい。そのため,心の動きや働きを知るには,行動を観察することとなる。本書では,科学的観点からデータを収集し,整理・分析して報告するための具体的な理論と技法を解説。目指すゴールを描きながら効果的に学べるように,研究の実例も幅広く紹介。





◆第4巻 はしがき(一部抜粋)◆

本書は3 部から構成されている。第1 部「観察法の理論と技法」では,観察法を理解するうえで重要な理論上のポイントと具体的なデータ収集の手法が解説されている。第2 部「観察データの解析」では,入手した観察データを的確にまとめて報告するための技術と,観察データの特徴をふまえた統計解析の方法について述べられている。第3 部「観察法による心理学的研究の実例」では,実際に観察法を用いて行なわれたさまざまな研究の例が紹介されている。第1部から順に読んでいただくのが王道と思われるが,先に第3 部の具体的な研究例の中から興味のあるものをいくつか読んでいただき,目指すべきゴールを頭に描きながら第1 部に戻って読む,という読み方も想定して書かれている。



◆主なもくじ◆

--第1部 観察法の理論と技法--

第1章 行動の観察と記録

第2章 産物記録法

第3章 時間見本法

第4章 連続記録法と事象見本法

第5章 アクションリサーチ:社会構成主義からのアプローチ



--第2部 観察データの解析--

第6章 観察データの信頼性と妥当性

第7章 観察データのグラフ作成と変化の判定

第8章 一事例実験デザインを用いた観察データの統計解析

第9章 グループデザインを用いた観察データの統計解析



--第3部 観察法による心理学的研究の実例--

第10章 通常学級における授業準備行動の改善

第11章 指導的立場の保育士を対象とした応用行動分析の研修プログラムの波及効果

第12章 教室内における問題行動の改善

第13章 抑うつ症状を示す児童の対人行動

第14章 大学の講義における私語の解消

第15章 たばこの不適切投棄の改善

第16章 迷惑駐輪の減少

第17章 スイミングスクールにおけるビート板整理行動の向上

第18章 ソフトテニス競技におけるファーストサービスの正確性の向上

第19章 活動理論に基づく新人看護師研修の創造と分析



◆◆◆『心理学ベーシック』全5巻紹介◆◆◆

心のはたらきを科学的に見つめるまなざしを養い,「自らの手で研究すること」に力点をおいたシリーズ

?シリーズ監修 三浦 麻子?

第1巻 なるほど! 心理学研究法 三浦麻子 著

第2巻 なるほど! 心理学実験法 佐藤暢哉・小川洋和 著 

第3巻 なるほど! 心理学…

「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって

はしがき





第1部 観察法の理論と技法

第1章 行動の観察と記録

1節 行動を観察する

2節 観察法の特徴

3節 観察法の種類

4節 観察法を用いた研究

5節 観察法の限界



第2章 産物記録法

1節 産物記録法とは

2節 産物記録法の利用

3節 研究事例

4節 産物記録法の実施方法

5節 産物記録法の利点

6節 産物記録法の限界



第3章 時間見本法

1節 時間見本法の種類

2節 時間見本法の実施方法



第4章 連続記録法と事象見本法

1節 連続記録法と事象見本法

2節 連続記録法

3節 連続記録法の実施方法

4節 事象見本法

5節 事象見本法の実施方法



第5章 アクションリサーチ:社会構成主義からのアプローチ

1節 アクションリサーチとは

2節 アクションリサーチ発展の背景

3節 アクションリサーチの実施方法

4節 研究者の役割

5節 どのような変化を起こすのか

6節 変化を起こす理論枠組み





第2部 観察データの解析

第6章 観察データの信頼性と妥当性

1節 信頼性

2節 正確性

3節 妥当性



第7章 観察データのグラフ作成と変化の判定

1節 グラフの作成方法

2節 グラフの視覚的分析

3節 一事例実験デザインによる変化の判定

4節 視覚的分析の限界



第8章 一事例実験デザインを用いた観察データの統計解析

1節 視覚的分析の落とし穴

2節 一事例実験デザインの特徴をふまえた統計的検定

3節 Tau-Uを用いた検定法

4節 トレンドの問題への対応

5節 一事例実験デザインのメタアナリシス

6節 まとめ



第9章 グループデザインを用いた観察データの統計解析

1節 はじめに:グループデザインによる観察研究

2節 データの整理と記述統計

3節 推測統計と仮説の有意性

4節 おわりに





第3部 観察法による心理学的研究の実例

第10章 通常学級における授業準備行動の改善

●観察技法:[事象記録法][産物記録法][潜時記録法][インターバル記録法][ABAデザイン][ABABデザイン][行動間多層ベースラインデザイン]

実例1 通級学級において「めあてカード」による目標設定が授業準備行動に及ぼす効果(道城・松見・井上,2004)

実例2 通級学級において「めあて&フィードバックカード」による目標設定とフィードバックが着席行動に及ぼす効果(道城・松見,2007)

実例3 通級学級において「めあて&フィードバックカード」による目標設定とフィードバックが着席行動に及ぼす効果(道城,2014)



第11章 指導的立場の保育士を対象とした応用行動分析の研修プログラムの波及効果

●観察技法:[インターバル内頻度記録法][ABデザイン]

実例 応用行動分析に基づく保育士を対象とした発達支援リーダー養成プログラムの開発及びその効果(田中,2011)/指導的立場の保育士を対象とした応用行動分析の研修プログラムの波及効果:適切行動に対する言語称賛スキルの向上(田中・馬場・鈴木・松見,2014)



第12章 教室内における問題行動の改善

●観察技法:[瞬間タイムサンプリング法][ABCAデザイン]

実例 小学1年生児童に対する学習時の姿勢改善のための介入パッケージの効果:学級単位での行動的アプローチの応用(大対・野田・横山・松見,2005)



第13章 抑うつ症状を示す児童の対人行動

●観察技法:[行動観察][逐次分析][グループデザイン][統計解析]

実例 抑うつ症状を示す児童の仲間との社会的相互作用:行動観察に基づくアセスメント研究(竹島・松見,2014)



第14章 大学の講義における私語の解消

●観察技法:[瞬間タイムサンプリング法][ABAデザイン]

実例 大教室の講義における大学生の私語マネジメント:好子出現阻止による弱化を用いた介入の有効性(佐藤・佐藤,2014)



第15章 たばこの不適切投棄の改善

●観察技法:[産物記録法][ABデザイン][統計解析][Tau-U]

実例 データ付きポスター掲示によるたばこの不適切投棄の軽減効果(武部・佐藤,2016)



第16章 迷惑駐輪の減少

●観察技法:[産物記録法][ABCADCAデザイン][場面間多層ベースラインデザイン]

実例 迷惑駐輪に対する行動分析的アプローチ:データ付きポスターの掲示と駐輪禁止範囲明示の効果(沖中・嶋崎,2010)



第17章 スイミングスクールにおけるビート板整理行動の向上

●観察技法:[産物記録法][ABAデザイン][統計解析][Tau-U]

実例 スイミングスクールにおける児童のビート板整理行動の変容?:集団随伴性を用いた介入の効果(佐藤・佐藤,2013)



第18章 ソフトテニス競技におけるファーストサービスの正確性の向上

●観察技法:[産物記録法][対象者間多層ベースラインデザイン]

[統計解析][二項検定]

実例 自己記録と自己目標設定がソフトテニスのファーストサービスの正確性に及ぼす効果(沖中・嶋崎,2010)



第19章 活動理論に基づく新人看護師研修の創造と分析

●観察技法:[アクションリサーチ]

実例 「越境的対話」を通した新人看護師教育システムの協働的な知識創造:活動理論に基づくアクションリサーチと対話過程の分析(香川・澁谷・三谷・中岡,2016)  





引用文献

索 引

三浦 麻子[ミウラ アサコ]
監修

佐藤 寛[サトウ ヒロシ]
著・文・その他/編集

目次

第1部 観察法の理論と技法(行動の観察と記録;産物記録法;時間見本法 ほか)
第2部 観察データの解析(観察データの信頼性と妥当性;観察データのグラフ作成と変化の判定;一事例実験デザインを用いた観察データの統計解析 ほか)
第3部 観察法による心理学的研究の実例(通常学級における授業準備行動の改善;指導的立場の保育士を対象とした応用行動分析の研修プログラムの波及効果;教室内における問題行動の改善 ほか)

著者等紹介

三浦麻子[ミウラアサコ]
1995年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中途退学。関西学院大学文学部教授・大阪大学大学院基礎工学研究科特任教授(常勤)、博士(人間科学)

佐藤寛[サトウヒロシ]
2006年筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科修了。関西学院大学文学部准教授、博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いとう

6
AB、ABA、ABABデザインの倫理的問題はとても興味深かった。この問題を多層ベースラインデザインで解消しうることも学習できた。一事例実験デザインでの観察をどのように評価するか。視覚化したグラフで分析する「視覚的分析」の限界(主観を排除できない)、これを解消するためにTau-U検定なるものがあり、無料で公開されている。→http://singlecaseresearch.org/calculators/tau-u2024/02/06

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