出版社内容情報
教科化された道徳で何が求められるのか。それは自らの良心に基づく道徳性の育成であり,基盤となる道徳的価値の理解であろう。ではそれはどのように理解され,育成されるのだろうか。発達段階を踏まえ,小学校での豊かな言語活動を通じた実践を中心に,子どもたち主体の授業づくりをどう展開していくかについてまとめる。
◆第2巻 執筆者一覧(●はシリーズ編者)
押谷 由夫 昭和女子大学現代教育研究所
目次
これからの時代に求められる小学校の道徳教育
小学校の道徳科の内容と方法
豊かな言語活動を活かす道徳の授業づくり
道徳性の発達段階と道徳科の授業づくり
子どもの学力を高める道徳授業づくり
討議を通して考える力を育てる小学校の道徳授業
葛藤のある教材を活かす道徳授業
小学校におけるいじめ問題の克服をめざす道徳の授業づくり
日常の活動に根ざす道徳の授業づくり
子どもたち主体の討議による道徳の授業づくり
地域と子どもたちをつなぐ道徳授業―校区連携型コミュニティ・スクールにおける道徳の授業づくり
幼児期と学童期をつなぐ道徳教育
小学校における道徳教育研修
著者等紹介
渡邉満[ワタナベミチル]
1950年広島県に生まれる。1979年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、広島文化学園大学教授、岡山大学名誉教授、兵庫教育大学名誉教授(博士:教育学)。日本道徳教育方法学会会長
押谷由夫[オシタニヨシオ]
1952年滋賀県に生まれる。1977年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期中途退学。現在、昭和女子大学大学院生活機構研究科教授、現代教育研究所所長、放送大学客員教授(博士:教育学)。日本道徳教育学会会長、「小さな親切運動」本部顧問
渡邊隆信[ワタナベタカノブ]
1967年兵庫県に生まれる。1996年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授(博士:教育学)
小川哲哉[オガワテツヤ]
1958年北海道に生まれる。2005年広島大学大学院教育学研究科教育人間科学専攻博士課程後期修了。現在、茨城大学大学院教育学研究科教授(博士:教育学)。日本道徳教育方法学会理事、茨城県道徳教育推進委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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