教師の学びを科学する―データから見える若手の育成と熟達のモデル

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教師の学びを科学する―データから見える若手の育成と熟達のモデル

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762828973
  • NDC分類 373.7
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「ベテラン一斉退職」と「若手大量採用」時代をどのように乗り切るか?
若年化が進む横浜市公立学校の教師,初任者から経験10年次までを対象とした大規模調査データをもとに,教師の成長を促す経験や他者との関わりを分析することで,新時代における若手をコアとした育成と熟達のモデルを提唱する。学校現場での新たな研究の有り方をも示した,新人教師や研修担当を強力にサポートする本。

◆ 白梅学園大学 教授 無藤 隆 氏 推薦!
若手教師の育成をメンターチームにより進める。
著者たちの実証調査と研修の組織化が横浜の学校を変える。

◆目 次
監修者より,本書の刊行によせて
第1章 教師をめぐる今日の状況――社会背景
第2章 これまでの教師研究――本書の理論的位置づけ
第3章 調査概要――本書で用いるデータ
第4章 教師は経験からどのように学ぶのか――教師の経験学習
第5章 教師の成長を促す大学時代の経験――大学からのトランジション
第6章 学校への新規参入と適応――組織社会化
第7章 若手教師が抱える困難――参入時の困難経験
第8章 初めての異動――初任校から2校目への環境変化
第9章 若手教師としてリーダーを務めること――リーダー経験
第10章 学校内における組織的なメンタリング――メンターチーム
第11章 若手教師への効果的な支援――メンターチームの手法
第12章 管理職のメンターチームへの関わり――メンターチームと管理職
第13章 メンティからメンターへの移行――メンタリング行為の連続性
第14章 総 括――若手教師の成長と育成
第15章 教員研修の変革――サーベイフィードバックの応用
第16章 これからの教師教育研究――学校現場・教育委員会・大学の三者間連携
あとがき

◆好評の関連書
『研修設計マニュアル◆人材育成のためのインストラクショナルデザイン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4762828947
『21世紀型スキル◆学びと評価の新たなかたち』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4762828572

監修者より,本書の刊行によせて

第1章 教師をめぐる今日の状況――社会背景
1-1 これまでの日本の教師
1-2 教師の年齢構造の変化
1-3 教師の多忙化
1-4 子どもと保護者の変化
1-5 若手教師の状況
1-6 若手教師の育成
1-7 本書の位置づけと構成

第2章 これまでの教師研究――本書の理論的位置づけ
2-1 教師の学習
(1)教師の学習に関する研究/(2)教師の熟達に関する研究
2-2 教師のキャリアに関する研究
(1)教師の職業的社会化と職能発達に関する研究/(2)ライフサイクル研究・ライフコース研究
2-3 教師の人材育成
2-4 本書の位置づけと特徴

第3章 調査概要――本書で用いるデータ
(1)教師効力感(授業,学級経営)
(2)教師効力感(保護者)
(3)教師効力感(校務分掌)【経験6年目教師調査】
(4)キャリア意識
(5)バーンアウト【経験6年目教師調査】
(6)メンターチーム【経験6年目教師調査】
(7)困難経験【経験6年目教師調査】
(8)職場環境【経験6年目教師調査】
(9)後輩との関わり【経験6年目教師調査】
(10)経験学習【経験6年目教師調査】
(11)組織社会化【経験3年目教師調査】
(12)社会化施策【経験3年目教師調査】
(13)職務満足【経験3年目教師調査】
(14)リーダー経験【経験6年目教師調査】

第4章 教師は経験からどのように学ぶのか――教師の経験学習
4-1 経験学習
4-2 ALACTモデル
4-3 経験学習モデルの実証
(1)教師の能力向上と経験学習の影響過程/■分析結果/(2)経験学習の実施に影響を与える要因
4-4 まとめ

第5章 教師の成長を促す大学時代の経験――大学からのトランジション
5-1 近年の教員養成
5-2 大学生時代の学校現場での経験
5-3 成長を促す学校現場経験とは
■分析結果
5-4 まとめ

第6章 学校への新規参入と適応――組織社会化
6-1 教師の仕事の2つの側面
6-2 2つの社会化研究
6-3 これまでの教師の社会化研究
6-4 学校における組織社会化のモデルと分析
(1)社会的支援/(2)明示的役割/(3)課業的側面・組織的側面
6-5 まとめ

第7章 若手教師が抱える困難――参入時の困難経験
7-1 若手教師が経験する困難
7-2 困難を乗り越えた経験
7-3 まとめ

第8章 初めての異動――初任校から2校目への環境変化
8-1 初めての異動
8-2 環境変化とその影響
(1)何の変化が教師に影響を与えるのか/(2)荒れの変化と能力観
8-3 異動による「揺れ」とそれに対するサポート

第9章 若手教師としてリーダーを務めること――リーダー経験
9-1 若手教師の「次」
9-2 若手教師のリーダー経験
9-3 リーダー経験とキャリア意識
(1)ネットワーク指向/(2)人間指向/(3)仕事指向
9-4 まとめ

第10章 学校内における組織的なメンタリング――メンターチーム
10-1 メンタリングとは
10-2 教師の領域におけるメンタリング
10-3 メンターチームとは
(1)メンターチームの活動頻度・時間/(2)メンターチームの活動内容/(3)メンターチームの活動形式/(4)メンターチームの参加者

第11章 若手教師への効果的な支援――メンターチームの手法
11-1 効果的なメンターチームに関する仮説
11-2 メンターチームの分析
11-3 分析結果とメンターチームの活動例
11-4 まとめ

第12章 管理職のメンターチームへの関わり――メンターチームと管理職
12-1 過去のメンタリング実践における管理職の関わり
12-2 管理職の関わりと若手教師の問題解決
12-3 状況に応じた関わり

第13章 メンティからメンターへの移行――メンタリング行為の連続性
13-1 若手教師のメンティとしての経験と現在のメンタリング活動
(1)異動を経験していない教師/(2)異動を経験している教師/■分析結果
13-2 メンタリング行為と教師としての成長
■分析結果
13-3 まとめ

第14章 総 括――若手教師の成長と育成
14-1 教師の学習
14-2 教師のキャリア
14-3 教師の人材育成
14-4 まとめ

第15章 教員研修の変革――サーベイフィードバックの応用
15-1 はじめに
15-2 研修設計の指針
15-3 ワークショップ
(1)ワークショップ冒頭部/(2)本編
15-4 人材育成フォーラム
15-5 終わりに

第16章 これからの教師教育研究――学校現場・教育委員会・大学の三者間連携
16-1 メンターチームに関わる全体的な取り組み
16-2 3つの特徴
16-3 大量採用時代における教師教育研究の提言

引用参考文献
索 引
あとがき

【著者紹介】
中原 淳
東京大学大学総合教育研究センター 准教授

目次

教師をめぐる今日の状況―社会背景
これまでの教師研究―本書の理論的位置づけ
調査概要―本書で用いるデータ
教師は経験からどのように学ぶのか―教師の経験学習
教師の成長を促す大学時代の経験―大学からのトランジション
学校への新規参入と適応―組織社会化
若手教師が抱える困難―参入時の困難経験
初めての異動―初任校から2校目への環境変化
若手教師としてリーダーを務めること―リーダー経験
学校内における組織的なメンタリング―メンターチーム
若手教師の効果的な支援―メンターチームの手法
管理職のメンターチームへの関わり―メンターチームと管理職
メンティからメンターへの移行―メンタリング行為の連続性
総括―若手教師の成長と育成
教員研修の変革―サーベイフィードバックの応用
これからの教師教育研究―学校現場・教育委員会・大学の三者間連携

著者等紹介

中原淳[ナカハラジュン]
1975年北海道に生まれる。1998年東京大学教育学部卒業。2001年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程中退。2003年大阪大学博士(人間科学)。現在、東京大学大学総合教育研究センター准教授。東京大学大学院学際情報学府(兼任)。東京大学教養学部学際科学科総合情報学コース(兼任)

脇本健弘[ワキモトタケヒロ]
1984年福井県に生まれる。2014年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。現在、東京大学教養学部附属教養教育高度機構アクティブラーニング部門特任助教。博士(学際情報学)

町支大祐[チョウシダイスケ]
1980年広島県に生まれる。2007年横浜市立中学校教諭。2012年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、青山学院大学附置情報メディアセンター助手。東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぴーたん

3
教師はどのように教師として学校で育っていくのか?横浜市の協力を得て調査を行ったまとめ。最近、教師教育が巷で流行っている気がします。なぜかというと団塊の世代の大量退職により、若い教員の育成サイクルがとても早くなっており、働き始めて数年で学年主任を任されたりするそうです。子どもの通う小学校も職員の半分くらいが20.30代でベテランの担任に当たることは少ないです。若い教員を潰すことなくいかに育てるか。どんどんこういった研究や支援が増えますように。私もいい年なので、育てることも考えないと何でしょうね。厳しいけど。2015/07/05

Jinjin

1
自分が中堅の立ち位置になり、若い人をどう教え育てていくことを考えた際に手にとった本。昔は毎日のように飲み、旅行に行き、テスト前はみんなでスポーツをした。その中で生まれた関係や、ふとした会話から始まる指導の話などが研修になっていたのかもしれない。しかし時代は変わり、それらに代替される何かを勤務の中に位置づけなくてはならなくなった。アプローチの多様さや裏付けとなるエビデンスに納得。2019/06/30

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