出版社内容情報
心理生理学の研究手法を用いて,メディア(テレビや映画,インターネット等)が人間に及ぼす影響を明らかにするためのテキスト。身体化されたダイナミックな過程として,コミュニケーションを研究するためのパラダイムを詳説。心理生理測度を用いたメディア研究の歴史から,研究に役立つ実用的なヒントまで具体的に紹介する。
本書について
献辞
出版によせて
まえがき
ロバート F. ポターの謝辞
ポール D. ボウルズの謝辞
第1章 メディア研究における心理生理学
◆メディア効果についての研究小史
(1)初期の研究――映像コンテンツの影響力
目次
1章 メディア研究における心理生理学
2章 心理生理学:理論的仮定と歴史
3章 心理生理学におけるキーワードと概念
4章 メディアの認知処理に関する心理生理測度
5章 メディアの情動処理に関する心理生理測度
6章 メディア研究における新しい心理生理測度
7章 心理生理測度を他の測度と結びつける
8章 自分でやってみよう:実験室の立ち上げ
9章 心理生理測度とその意味:研究の現状と将来の展望
著者等紹介
ポター,ロバート・F.[ポター,ロバートF.] [Potter,Robert F.]
インディアナ大学博士。インディアナ大学ブルーミントン校の准教授(テレコミュニケーション)。認知科学プログラムの教員で、コミュニケーション研究所の所長でもある。研究テーマは、聴覚要素がメディアの情報処理に与える影響、メディアに対する認知・情動反応の指標としての心理生理測度、頻繁に広告が入ることが情報処理に与える影響など
ボウルズ,ポール・D.[ボウルズ,ポールD.] [Bolls,Paul D.]
インディアナ大学博士。ミズーリ大学ジャーナリズム学科の准教授(戦略的コミュニケーション)で、PRIMEラボの共同室長。公衆衛生メッセージの心的処理に焦点を当てたメディア心理生理学の研究を行っている。過去15年にわたり、インディアナ大学、ミズーリ大学、ワシントン州立大学で、メディア心理生理学の実験室を立ち上げ運営してきた
入戸野宏[ニットノヒロシ]
1971年横浜市に生まれる。1998年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了・博士(人間科学)。現在、広島大学大学院総合科学研究科・准教授、国際心理生理学機構(IOP)理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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