論理的読み書きの理論と実践―知識基盤社会を生きる力の育成に向けて

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論理的読み書きの理論と実践―知識基盤社会を生きる力の育成に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762828713
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

「論理的」・「批判的」な読み書きとはどのような活動か? 学習者の認知プロセスを押さえ,「論理的」「批判的」読み書きの教育を考えるためのポイントを提示。認知心理学的な理論背景を概説,教育介入・実践の知見も紹介する。

はじめに

第1部 論理的文章を読む

第1章 論理的読みの基盤――読解プロセスの観点から
 1節 「読んで理解する」とはどういうことか
  1.ボトムアッププロセスとトップダウンプロセス
  2.文章全体を理解する
 2節 読解に関連する情動的要因
  1.読解に関する信念
  2.動機づけ
 3節 「読解力」を高める
  1.積極的な読解とは
  2.方略使用と指導の効果
  3.まとめ
 4節 カリキュラムとしての読解指導とその評価
  1.読解のカリキュラムと学習者の認識
  2.読解の評価
 5節 本章のまとめ

第2章 高次リテラシーとしての批判的読解
 1節 生きる力としての読解力
 2節 高次リテラシーとは何か
 3節 批判的読解とは何か
  1.形式論的推論能力
  2.領域固有の知識・熟達
  3. 態度と一般的認知能力
 4節 理解モニタリングと批判的読解
  1. 読解過程における理解モニタリング
  2. 批判的読みと理解モニタリング
 5節 批判的読解力を育てる
  1.読みの目的と理解モニタリングの育成への着目
  2.文脈の中での方略指導
 6節 複数のテキストの統合
  1. 複数テキストの読解における信念・態度
  2. 批判的統合のための指導
 7節 本章のまとめ

第3章 非連続型テキストとデジタルテキストの読解
 1節 読む対象の変化
 2節 プリントテキストにおける非連続の情報読解
 3節 デジタルテキストにおける非連続の情報読解
  1. 様々なデジタルテキスト
  2. デジタルテキストを読む
 4節 メディアリテラシー:デジタルテキストにおける批判的読解
 5節 非連続テキストを読む力の現状と育成
  1. 日本の学習者の現状と課題
  2. デジタルテキストを読む力の育成
 6節 本章のまとめ

第4章 第1部まとめ――読むこととその教育に関する課題
 1節 読んで理解し批判的に考える
 2節 日常的な読解活動
 3節 新たな形の「読み」
 4節 読むことと書くこと


第2部 論理的文章を書く

第5章 論理的文章の「よさ」とその評価
 1節 論理的な文章とは
 2節 読み手はどのような文章を論理的であると評価するのか
  1.人はどのような文章を説得的だと評価するのか
  2.文章の表層的特徴と構成的特徴
  3.文章評価の難しさ
 3節 機械による論理的文章の採点
  1.文章自動採点研究の概要とその手法
  2.文章自動採点システムの問題点
  3.文章採点の混合アプローチ
 4節 本章のまとめ

第6章 論理的に書くための「型」
 1節 論理的文章の型を知る
  1.論理的な文章と型
  2.型を用いた作文教育:日本と米国との比較
  3.パラグラフライティング
  4.文章の外の「型」
 2節 論理的文章の「型」に関する研究・実践
  1.トゥールミンの論証モデルによるレポートライティング教育
  2.言語技術指導
 3節 思考図の活用
  1.エッセイトライアングル
  2.知識構築の十字モデル
  3.思考の型を活用するために
 4節 本章のまとめ

第7章 作文のプロセスと指導
 1節 作文のプロセス
  1.うまい書き手はどこが違うか
  2.作文プロセスのモデル
 2節 作文プロセスからの介入
  1.プランニングを改善する
  2.推敲を改善する
  3.プロセス全体を視野に入れる
 3節 「他者」を活かす
  1.他者の視点からの検討とメタ認知的活動
  2.プロセスを再認識させる存在としての他者
  3.もう一人の書き手としての他者
 4節 カリキュラムとしての作文指導とその評価
  1.教科書の変遷から
  2.評価の観点から
 5節 本章のまとめ

第8章 第2部まとめ――書くこと,伝えること,考えること
 1節 論理的な文章のよさとは
 2節 型を用いた作文指導
 3節 書き手の認知プロセス
 4節 作文指導のこれから
 5節 第3部に向けて:読むこと・考えること・伝えること


第3部 読み書きを総合的に捉える

第9章 コミュニケーションを通して論理的読み書きの基盤をつくる
 1節 読み書きの基盤としてのコミュニケーション
  1.コミュニケーションを基盤とした読解の指導
  2.コミュニケーションを基盤とした作文の指導
  3.コミュニケーションを基盤として読み書きを一体化させる
 2節 コミュニケーション基盤を活用した説明と説得
  1.アントレプレナーシップ教育による「ことばの力」の育成
  2.オンライン協調学習環境
 3節 書く機会を増やす
  1.マイ・ディクショナリー:小学生による辞書づくり活動
  2.付箋教材の活用
  3.アナログツールの効能
 4節 本章のまとめ

第10章 状況横断的な介入を目指す
 1節 論理的な読み書きの学習における転移の困難さ
 2節 論理的読み書きの位置づけを明確化する
  1.中心的なカリキュラムの中で論理的な読み書きを行う
  2.評価を通して連携する
 3節 転移を支援する環境づくり:学びの持続を支えるチューターによる個別相談
  1.海外事例:テキサスA&M大学ライティングセンター
  2.国内事例1:早稲田大学
  3.国内事例2:名桜大学言語学習センター
  4.まとめ
 4節 本章のまとめ

第11章 論理的な読み書きの育成――これまでとこれから
 1節 論理的読み書きに関する研究と実践
 2節 本書の提言
  1. 認知プロセスの観点と「型」指導の統合
  2. 読むことと書くことの指導の統合
  3. 新たな技術への着目と活用
 3節 「生きる力」としての論理的読み書き

文献
人名索引
事項索引
あとがき

目次

第1部 論理的文章を読む(論理的読みの基盤―読解プロセスの観点から;高次リテラシーとしての批判的読解;非連続テキストとデジタルテキストの読解;第1部まとめ―読むこととその教育に関する課題)
第2部 論理的文章を書く(論理的文章の「よさ」とその評価;論理的に書くための「型」;作文のプロセスと指導;第2部まとめ―書くこと、伝えること、考えること)
第3部 読み書きを総合的に捉える(コミュニケーションを通して論理的読み書きの基盤をつくる;状況横断的な介入を目指す;論理的な読み書きの育成―これまでとこれから)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵舟

0
著者は私が大学の1年次に所属したゼミの先生であり、私に大学生としての基礎を教えてくれた方である。尊敬していたが、私が2年次に上がると同時に異動してしまったため、もう少し先生から学びたいという思いで本書を購入した。 本書では読み書きに関する実践なども載っているのだが、私が1年次にゼミで受けた授業方法の様々な部分が、この本にも載っているものだと知り、今まで以上に先生を尊敬することとなった。実際に私はその授業によって成長を実感していたためである。教育者以外が読んでも今後の生活に活かせる内容が多い実用的な本だ。 2018/12/02

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