社会的認知研究―脳から文化まで

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社会的認知研究―脳から文化まで

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  • サイズ A5判/ページ数 554p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762828225
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

社会的存在である人間はどのようにして自己や他者についての理解を形成し,意味を見出すのか。その解明をめざす領野の欧米での代表的テキスト第3版。個人内の認知過程に重点を置いていた構成から,脳神経科学や文化心理学の最新知見を取り入れ,研究の進展可能性を示唆。

はじめに
著者について

1章 導入
 社会的思索家を対象とした研究アプローチ
 心理学における認知の盛衰
 社会的認知とは何か
 人はモノではない
 脳の重要性
 文化の重要性
 要約


Part?T 社会的認知の基本的な概念

2章 社会的認知におけるデュアルモード
 自動過程
 統制過程
 モードの作用に影響する動機づけ
 自動過程と統制過程の両方を扱うモデル
 要約

3章 注意と符号化
 顕現性:文脈における刺激の性質
 鮮明性:刺激自体の性質
 アクセシビリティ:頭の中のカテゴリーの性質
 直接知覚:頭の中にはないこと
 顔:社会的注意の焦点
 要約

4章 記憶における表象
 連合ネットワーク:記憶の組織化
 手続き的記憶と宣言的記憶:記憶は何をしているか
 並列処理と逐次処理:記憶プロセスの統合
 身体化記憶:物理的表象の包含
 社会的記憶の構造:なぜ社会的な記憶が問題となるのか
 要約


Part?U 社会的認知のトピック―自己から社会まで―

5章 社会的認知における自己
 自己の心的表象
 自己制御
 動機づけと自己制御
 参照点としての自己
 要約

6章 帰属過程
 帰属とは何か
 帰属理論に対する初期の貢献
 帰属過程
 帰属のバイアス
 要約

7章 ヒューリスティクスとショートカット―推論と意思決定の効率性―
 ヒューリスティクスとは何であろうか?
 ヒューリスティクスの利用と誤用
 長期的な判断
 要約

8章 社会的推論の正確さと効率性
 必然としてのエラーとバイアス:推論プロセスの修正
 社会的推論におけるエラーとバイアス:ひょっとするとさほど問題ではない?
 すばやい判断が熟慮判断に勝ることがあるだろうか
 神経経済学:未来への回帰
 要約

9章 態度の認知構造
 背景
 2つの一貫性理論の認知的特徴
 素人理論と態度変容
 態度の機能的特性
 要約

10章 態度に関する認知的処理
 ヒューリスティック-システマティック・モデル
 説得への周辺-中心ルート: 精緻化見込みモデル
 動機づけと機会が態度の処理過程を決定する:MODEモデル
 潜在連合
 行動に体現化される態度
 態度の神経学的な相関
 要約

11章 ステレオタイプ化―認知とバイアス―
 露骨なステレオタイプ
 微妙なステレオタイプ
 バイアスの効果
 要約

12章 偏見―認知バイアスと感情バイアスの相互作用―
 集団間の認識と情動
 人種的偏見
 ジェンダー偏見
 年齢偏見
 性的偏見
 要約

13章 社会的認知から感情へ
 感情,選好,評価,態度,ムード,情動の区別
 初期理論
 情動の生理学的理論
 感情に関する社会的認知の基礎
 要約

14章 感情から社会的認知へ
 認知に対する感情の影響
 「感情」対「認知」
 要約

15章 行動と認知
 目標志向行動
 認知と行動はいつ関連しあうのか
 印象操作に行動を利用する
 仮説検証に行動を利用する
 要約


文献
索引
あとがき

目次

導入
1 社会的認知の基本的な概念(社会的認知におけるデュアルモード;注意と符号化;記憶における表象)
2 社会的認知のトピック―自己から社会まで(社会的認知における自己;帰属過程;ヒューリスティクスとショートカット―推論と意思決定の効率性;社会的推論の正確さと効率性 ほか)

著者等紹介

フィスク,スーザン・T.[フィスク,スーザンT.] [Fiske,Susan T.]
プリンストン大学心理学教授(正式な職位名はEugine Higgins Professor)。博士(ハーバード大学)。名誉学位(ルーバンカトリック大学:ベルギー)。現在文化レベル、社会レベル、対人間レベル、神経レベルでの感情的な偏見(たとえば哀れみ、侮蔑、妬み、誇り)について研究を進めている。心理学にきわめて優れた貢献をした若手心理学者に贈られるアメリカ心理学会(APA)のEarly Career Awardを受賞。またGrick教授との共同研究であるAmbivalent sexism理論がSociety for Psychological Study of Social IssuesのAllport Intergroup Relations AwardとHarvard’s Graduate Centennial Medalを受賞

テイラー,シェリー・E.[テイラー,シェリーE.] [Taylor,Shelley E.]
カリフォルニア大学ロサンジェルス校心理学教授。博士(イェール大学)。1972年にイェール大学で学位を取得後、ハーバード大学において、目立つ刺激が帰属、記憶、対人認知に及ぼすインパクトの強さを検証するための社会認知的研究プログラムに着手した。現在の研究はポジティブ幻想やその他の心理学的資源(たとえばソーシャルサポート)が幸福感の維持に及ぼす役割に焦点を当てている。APAからEarly Career AwardとDistinguished Scientific Contribution Awardを授与されている

宮本聡介[ミヤモトソウスケ]
1996年筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。現在、明治学院大学心理学部准教授。博士(心理学)

唐沢穣[カラサワミノル]
1991年カリフォルニア大学ロサンジェルズ校大学院博士課程修了。現在、名古屋大学環境学研究科(心理学講座)教授。Ph.D.(社会心理学)

小林知博[コバヤシチヒロ]
2003年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、神戸女学院大学人間科学部准教授。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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