極端化する社会―共有知識構造で読み解く集団の心理

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極端化する社会―共有知識構造で読み解く集団の心理

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762827761
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C0011

出版社内容情報

集団の作り出す意見は,より多くの人々に共有されるほど極端化していく…。共有知識構造という概念で集団極化現象を解説。

集団の作り出す意見は,より多くの人々に共有されるほど,単純化・極端化していく…。個人・集団・社会を相互に関係し合う環と捉え,言葉や数値などがどの程度共有されているかに関する概念「共有知識構造」で社会心理学の古典的知見「集団極化現象」を解説。集団の意思決定過程や社会の合意形成過程に及ぼす影響を探る。

序 章 原発事故はなぜ起こりえたのか
 1 はじめに
 2 鍵となる概念 
 3 本書の構成
第1章 集団極化現象をめぐって
 1 集団極化現象
 2 社会的影響過程の基礎理論
 3 集団極化現象の説明理論
 4 少数者の影響過程
 5 集団極化現象の説明理論Ver.2
 6 多数決ルール予測とプロトタイプ度予測の比較
 まとめ●共有知識構造が主観的妥当性を定める
第2章 集団の情報処理過程
 1 共有知識の予測
 2 認知モデルと会話をする
 3 集団の記憶研究
 4 集団が情報を「知る」とは?
 5 課題表象
 6 極端化過程の仮説
 7 血液型判断の虚記憶実験
 まとめ●共有された文脈で情報が増加すると集団は極端化する
第3章 世論変動と社会の極化現象
 1 意見分布の認知
 2 1999年にノストラダムス信念はどう変化したか
 3 集団の創造性
 4 集団が合意に失敗するとき
 5 コンフリクトによる態度変容
 6 非合意集団に両極化現象は起こるか<合意確率実験2>
 7 非合意集団の反極化現象<合意確率実験3>
 8 望ましいコンフリクトはありうるか
 まとめ●共有知識構造が母集団と「ずれた」集団は合意しにくい
第4章 社会的アイデンティティと態度の極端化
 1 社会的アイデンティティ
 2 社会的比較理論
 3 最適顕現性理論
 4 内集団均質化認知の極化実験
 まとめ●意見分布の認知も極端化する
第5章 共有認知としてのリーダーシップ
 1 リーダーシップ研究の歴史
 2 優しさと厳しさを兼ね備えるには
 3 プロトタイプ度とリーダーシップ認知の関係
 まとめ●リーダーシップは,社会からの影響を受ける
第6章 集団間関係の中のリーダーシップ
 1 模擬社会ゲーム
 2 集団間リーダーシップ
 3 模擬社会ゲームを用いた事例研究
 まとめ●相互依存性は集団間コンフリクトを抑制できない
第7章 インターネット社会の極化現象
 1 インターネットとは
 2 インターネット上の集団極化現象
 3 自己にかかわる共有知識
 4 非共有情報が対人認知に影響する
 5 インターネット上での文脈の共有
 6 ネットワークと極化現象
 7 集合知
 8 知識構造としてのインターネット
 まとめ●集合知は判断しない
終 章 民主主義の未来
 1 各章で見いだされた結果
 2 部分と全体をつなぐもの
 3 原発事故はなぜ起きたのか
 4 民主主義の未来
 5 ゲーム理論における共有知識
 6 科学をどう伝えるか

目次

序章 原発事故はなぜ起こりえたのか
第1章 集団極化現象をめぐって
第2章 集団の情報処理過程
第3章 世論変動と社会の極化現象
第4章 社会的アイデンティティと態度の極端化
第5章 共有認知としてのリーダーシップ
第6章 集団間関係の中のリーダーシップ
第7章 インターネット社会の極化現象
終章 民主主義の未来

著者等紹介

有馬淑子[アリマヨシコ]
1958年大阪生まれ。1984年大阪大学人間科学研究科後期博士課程退学。現在、京都学園大学人間文化学部准教授。博士(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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