内容説明
“皆の声が反映される場所、それが学校であり、学校の存在理由といってもよいかもしれない。学校は…子どもたちの声が響く場所なのである。子どもだけではない。親の声、地域の声、社会の声、世界の声、そして、一人の先に生きる存在である教師の声、あらゆる声を響かせ、対話を導く場こそが学校という空間なのである”。―学校の存在意義が揺らぐなか、学校の希望はいかに語れるか。
目次
第1部 学校の地平(古代の学校;中世の学校;近代の学校 ほか)
第2部 転換期としての1980年代(学校批判の諸相―パラドックスとしての教育;学校の心理学的アプローチと経験カリキュラム;障害児と学校教育 ほか)
第3部 学校のイノベーション(グローバル社会のなかの学校―教育・学び・労働市場;持続可能な学校の再生に向けて―アメリカの教育からみえるもの;学校と家庭の狭間で揺れる子どもたち ほか)
著者等紹介
柏木恭典[カシワギヤスノリ]
1975年三重県に生まれる。2004年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。現在、千葉経済大学短期大学部こども学科専任講師
上野正道[ウエノマサミチ]
1974年東京都に生まれる。2005年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。現在、大東文化大学文学部専任講師
藤井佳世[フジイカヨ]
1975年兵庫県に生まれる。2005年東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。現在、鎌倉女子大学教育学部専任講師
村山拓[ムラヤマタク]
1977年神奈川県に生まれる。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。現在、聖心女子大学文学部非常勤講師、日本社会事業大学社会福祉学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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