出版社内容情報
本書は,1991年に日弁連から袴田氏の自白について鑑定依頼を受けた著者が心理学的供述分析を行なったほぼ全内容である。
目次
袴田事件と供述分析
第1部 袴田事件における捜査と自白(捜査の流れ;請求人の取調べ経過と自白の流れ;虚偽自白の可能性分析)
第2部 自白の供述分析(自白の変遷分析=嘘分析―請求人の自白における供述変遷は真犯人のものとして理解できるか;「無知の暴露」分析―請求人が犯行の現実を知らなかったしるし;自白の誘導可能性分析)
証拠排除された自白調査の証拠性―その無罪証拠としての可能性
補論 供述分析のための公理と着眼点
著者等紹介
浜田寿美男[ハマダスミオ]
1947年香川県生まれ。1976年京都大学大学院博士課程(心理学)修了。奈良女子大学文学部教授、法と心理学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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