内容説明
社会環境が変化し、子どもたちにさまざまな問題状況が生まれている現在。小学校高学年の放課後の過ごし方を探るため、日本子ども社会学会共同プロジェクトによる全国16地点での調査が行なわれた。貴重なデータを再解析しながら、子ども社会の現状と問題点について、多くの視点を提供する。
目次
1章 子どもの放課後はどうなっているのか(子どものライフスタイル;子どもの遊び環境;ケータイ文化と友だち;子どもの幸福感―心理的にも身体的にも疲れている子どもたち;地域差の検討;地域からのレポート)
2章 子どもの放課後をどう考えるか(いま、子どもの仲間集団は;子ども家庭福祉の視点から;余暇論に関連させて―「自由空間」と「自由時間」;「子どもの放課後」の社会史)
著者等紹介
深谷昌志[フカヤマサシ]
1933年東京都に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了(教育学博士)。奈良教育大学、放送大学、静岡大学教授などを経て、東京成徳大学子ども学部教授・学部長(教育社会学専攻)
深谷和子[フカヤカズコ]
1935年東京都に生まれる。東京教育大学(現筑波大学)教育学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授、東京成徳大学人文学部教授、同心理・教育相談センター長などを経て、東京成徳大学子ども学部特任教授、東京学芸大学名誉教授
高旗正人[タカハタマサト]
1937年倉敷市に生まれる。広島大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。広島大学、滋賀大学、岡山大学を経て、中国学園大学子ども学部教授・学部長(教育社会学・教育方法学専攻)、岡山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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