内容説明
最新の動機づけ研究の動向を、わかりやすく、確実に伝えたい。新しい動機づけ研究のおもしろさを知らせたい。本書は、この点をねらうものである。
目次
「動機づけ研究」へのいざない
第1部 自己と動機づけ(自律性と関係性からみた内発的動機づけ研究;自己と動機づけ)
第2部 学習と達成(達成目標理論の最近の展開;自己制御学習)
第3部 動機づけ周辺領域の動向(社会文化的アプローチ;動機づけ研究の臨床的展開:学習性無力感、絶望感に関する近年の研究動向;神経科学的研究と動機づけ研究の将来の展望)
著者等紹介
上淵寿[ウエブチヒサシ]
1965年長野県に生まれる。1997年東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教育学部助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
27
この本は文字通り、動機づけの最前線研究本です☺️まず、この本では動機づけを定義します✨動機と動機づけは違う❕いくつかの動機によって動機づけされて行動がおきる。それは不快を避けるためであったり、快適を求める行動でもある✨そこには現状を認知する方法と不快な感情を避ける傾向にわかれる。感情(要求 欲求 情動 選好 態度 動因)認知(価値 目標 期待 信念)これらの動機の種類が要因となって動機づけされる✨そこから動機の表出へ移行する表出とは行動と生理にわけられる✨生理(血管活動 ホルモン活動 眼球 皮膚 骨格…2019/12/01
おおカワ
4
良いとされてる内発的動機付けにも危険性がある。出来なかったときの落ち込みがある。ただ好きだからやってるってのがいいね。挑戦するものを選ぶのも必要。2013/05/08
Ryosuke Tanaka
0
これも前半中心に斜め読みだが、分野の状況を大づかみするのに第1章は役立った。それ以降は説明されるべき観察事実が何なのかもよくわからない状態でやたらとモデルの羅列が続きとても読み続けられない(自分が必要な範囲を超えているというだけで、文献リストとしては有意義なのだろうが)。原著論文を読まずにこういうことを言うのも何だが、彼らのモデルの「改訂」が実質的な心理学的理解の進展につながっているとはあまり思えない。モデルの当てはまりを高めるためだけに、やたらにブラックボックス的な概念を付け足し続けている風に見える。2017/01/29
Re
0
かなり間があいてしまったけど読了。読み始めとは得たいものに変化が出ていたので、前半読み直そうか、どうしようか。動機づけ研究ってコケてるらしいけれど、様々な課題?ってやつが原因なんでしょうか?2014/09/28