内容説明
勉強をめぐって、先生へ親から「為せば成る」とお説教されたことがあるだろう。意欲を出さない自分がわるいのだろうか。勉強への意欲について、心のしくみを解き明かす。
目次
序章 やる気が出ない わかっちゃいるけどやり出せないそんなあなたにぜひ読んでほしい
1章 無気力は学習される
2章 認知が意欲を左右する
3章 原因を何に求めるか、それが問題だ
4章 期待が開くあなたの未来
5章 感情を認知的に科学する
6章 好感度断然アップの決め手
終わりに 最後のメッセージ ゆっくり、しかし着実に認知のくせを変えていきましょう
著者等紹介
奈須正裕[ナスマサヒロ]
1961年徳島県に生まれる。徳島市立加茂名中学校卒業。徳島市立高校卒業。徳島大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、立教大学文学部教育学科教授(教育心理学、教育方法学)
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感想・レビュー
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太鼓
8
無気力は学習される。成功失敗の原因をどこに見るのか、というのはかなり大事な要素だと思いました。2015/06/01
えぬ
3
無気力は学習されるそのことが心理学では当たり前のことなのに無気力の子供達を無意識に作り続けてる日本の学校に怖さを感じた。個人的には、心理学は科学っぼくなくて苦手。2014/04/20
mori
2
「無気力は学習される」って公園で聞いたことがあるけれど、心理学的にも言われていることなのだなと納得。2014/01/27
wt4b
2
無気力は学習されるということがわかって面白かった。2009/12/04
Takashi Inoue
1
行動と結果の随伴性が保障されているうえに、行動コストが低い(と感じられる)場合に意欲を持ちやすい。生徒が読むより、教員が読むほうが、日頃の過ごし方、指導場面でのクリティカルシンキングとして役立ちそう。2015/07/20