内容説明
本書は、心理学で卒業論文を書くことをめざしている大学生、とくに心理学研究法の勘どころをマスターしたいと願う読者を対象にして書かれている。これまで『心理学マニュアル』シリーズの刊行を通じて、心理学専攻の大学生諸君に入門コースを提供してきたが、本書は、これらの研究法をマニュアル的に使用する方々の活動を支えるような基礎的な力を、文字通り、レッスンすることを意図して編集されている。
目次
第１部 エントリーのためのレッスン（知の共同体への参加の技法；心理学論文の探し方、読み方と書き方）
第２部 論理展開のレッスン（理論的仮説や経験的理論を実証的に検討する；追試研究によって成果を共有化する；時代の変化を検証する ほか）
第３部 ミスを回避するためのレッスン（データ収集をめぐる落とし穴；データ処理をめぐる落とし穴；データ報告をめぐる落とし穴）
著者等紹介
大野木裕明［オオノギヒロアキ］
福井大学教育地域科学部教育実践総合センター教授。教育学博士
中沢潤［ナカザワジュン］
千葉大学教育学部教授。博士（心理学）
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感想・レビュー
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MasakiZACKY
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色々な研究の例を用いつつ論文の書き方・読み方について解説した一冊。今更ながら読んでみた。第2部「論理展開のレッスン」は研究紹介の部分が冗長である。大袈裟に言えば「本研究の評価」と「読者のために」だけ読めばいいんじゃなかろうか。入門本ながら色々な研究について簡潔に知れるのはよいことだが。第3部「ミスを回避するためのレッスン」は問題形式になっていて面白かった。タイトル通りほどよいレッスンになると思われ。2013/10/11
