内容説明
本書は化粧行動について対人的な視点を中心としながら、研究の動向、多岐にわたる関心を紹介したもの。魅力の手がかりや親密な対人関係の糸口としての関心から化粧の基本的な認知・生理的はたらき、適応回復・向上のはたらき、文化的意味について最新の研究を紹介しながら、化粧を多面的に考えていく。
目次
第1部 顔と美の行動学(顔のコミュニケーション―相手を知る、自分を知る第一歩;動物にみる美の進化 ほか)
第2部 化粧の文化学(化粧の文化誌;装いと変身の化粧 ほか)
第3部 コミュニケーションとしての化粧(メーキャップのサイエンス;化粧による自己表現―動機、効用、アイデンティティー ほか)
第4部 化粧と健康(適応力としての化粧;高齢者の化粧―化粧と社会参加 ほか)
著者等紹介
高木修[タカギオサム]
関西大学社会学部教授。日本社会心理学会会長。1940年京都府生まれ。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学・文博。研究分野は社会心理学・対人行動学
大坊郁夫[ダイボウイクオ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。1947年北海道生まれ。1973年北海道大学大学院文学研究科博士課程退学。研究分野は対人社会心理学、特に、対人コミュニケーション、対人関係の展開過程
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