内容説明
本書で扱っているストレス・マネジメント教育とは、ストレスの本質を知り、それに打ち勝つ手段を修得することを目的とした健康教育である。ストレス・マネジメント教育では、増え続ける子どもたちのストレス関連問題を、「予防」の観点から考える必要性を強調している。本書は、子どものストレスに関する研究者だけではなく、ストレス関連教育に熱心な多くの実践者に執筆いただいた。
目次
序章 予防措置としてのストレス・マネジメント教育
1章 子どものストレスとその評価
2章 子どものストレス関連問題
3章 ストレスが起因する子どもの精神症状
4章 ストレス・マネジメントの基本的考え方
5章 北米におけるストレス・マネジメント教育
6章 北欧におけるストレス・マネジメント教育
7章 わが国へのストレス・マネジメント教育導入の意義と問題点
8章 健康教育からみたストレス・マネジメント教育
9章 メンタル・トレーニングの実際
10章 リラクセーション訓練の実際
11章 授業としてのストレス・マネジメント教育
12章 学級活動を通したストレス・マネジメント教育〔ほか〕