内容説明
図書館で見つけた古い本から、謎の少女の「SOS」をキャッチした健太・典子・理佐・巧の4人は、「算数のない国」へ3度目の旅に出る。よからぬたくらみをめぐらす悪党、行く手をはばむトラブルに、6年生になってパワーアップした彼らがいどむ。誰も解決方法を教えてくれることはない。自分の考える力だけを信じて突き進む4人が、たどり着いた先で見つけるのは…。遂に、「算数のない国」の謎が解き明かされる。
目次
謎の本から届いたメッセージ―プロローグ
前は海、後ろは断崖絶壁―体積
地下迷路を通って、町へ―記号の意味
暗号メッセージを解読せよ!!―倍数・公倍数
イカイカ焼き屋の悪だくみ―比例の考え方
「ダラーケの森」に向かって出発!?―単位当たりの大きさ1(混み具合比べ)
イカイカランドの決闘、イカイカ野郎をブッ飛ばせ!!―単位当たりの大きさ2(速さ比べ)
テン子を探せ!!―場合分けして考えるパズル、いろいろな立体
森の魔物との知恵比べ―分数の加減乗除
森を抜けると、そこは聖地―数のピラミッド
遺跡の入り口はどこ?―比
運命の扉を開け!!―計算式の意味を考える
著者等紹介
正木孝昌[マサキコウショウ]
1939年、高知県に生まれる。高知大学を卒業後、同県内の公立小学校に勤務。1966年、東京教育大学附属小学校(現筑波大学附属小学校)の教諭となる。以来34年間、同校において学級担任として児童の育成に携わりながら、専科として算数教育の実践・研究に従事。子どもたち一人ひとりが輝くことを最大のテーマとする「正木の算数授業」は、全国の教育者から高い評価を受け、その要請で行った模範授業・研究授業は、数知れない。その洗練された授業理論と巧みな話術は、多くの子どもたちや参観した先生方の心を捉え、「ゴリラ先生」の愛称で親しまれている。2001年、筑波大附属小学校を退官後、国学院栃木短期大学の教授として教員を志す学生を前に教鞭を執る傍ら、現在も、全国各地で模範授業や研究授業の公開、講演活動を続けている。全国算数授業研究会前会長、日本数学教育研究会会員、文部科学省検定教科書「学校図書版 小学校算数」編集委員
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