- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 民話・神話・古典読み物
目次
『百人一首』ができるまで
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし白妙の(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でて見れば白妙の(山部赤人)
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋におく霜の(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる(安倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞすむ(喜撰法師)
花の色はうつりにけりないたずらに(小野小町)
これやこの行くも帰るも別れては(蝉丸)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しらたま
12
百人一首を知ってから、五十年超。今になってようやく、歌が年代順に並んでいることを知る(遅すぎ! 大河・鎌倉殿や光る君へ、または「極楽征夷大将軍」に登場した人物が次々と! 歌の意味もしっかり理解でき、とてもためになる1冊でした。2024/04/15
たこい☆きよし
0
図書館で借りて感銘を受けたので、amazonに在庫があったのを注文してみた。こちらは新装版で、表紙イラストが違う他、届いて驚いたことに、判型がB5でソフトカバー。大きくなった分、カラーページの彩色やペンタッチの細かいところがわかるようになっているので、千明初美ファンが手に入れるなら新装版をオススメしたい。1998年が新装版初刷、手元に来たのは2011年の第11刷。長く読み継がれているのがわかる。実際、入門者から中級者までにオススメできる名著だと思う。2019/03/09