内容説明
本書では、イギリスから発生したキリスト教的西欧型福祉国家と、仏教や儒教と深い繋がりを持って発達した日本の家庭福祉の成り立ちを比較し、両者の差異を検証する。
目次
1章 福祉文化の根元としての宗教
2章 日本の家庭構造の変化
3章 少子化と人口問題
4章 それぞれの文化に基づく福祉の進展
5章 日本の社会福祉の歩み
6章 欧米諸国の福祉事情
著者等紹介
吉村不二夫[ヨシムラフジオ]
1919年京都市生まれ。1944年東京慈恵会医科大学卒、解剖学、内分泌学専攻。1946年東大医学部解剖学教室入局、松本医大、群馬大学を経て東京慈恵会医科大学教授、現在名誉教授。内分泌器官特に下垂体の研究を行う。日本内分泌学会理事、同学会欧文誌編集長、日本解剖学会理事長などを歴任。退任後は老人福祉に関心を持ち、1995年島根県の過疎の三隅町の老人保健施設の建設に関係し、3年間にわたり、地域の老人家庭を歴訪して福祉に関するアンケート調査を行うなど、老人福祉の実体を身をもって知る機械があった
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