内容説明
本書では歴史的発展を踏まえて、古典的方法から現代の分子生物学的・細胞生物学的方法に至るまで、タンパク質代謝研究において今日用いられている方法をできるだけ網羅的に紹介しようとした。尿成分の分析とその有用性、「まるごと」動物による解析とその問題点、生体の内部に立ち入った諸種の研究方法、そして近年の分子生物学・細胞生物学の方法、というように配列してある。たとえ100年近く用いられている方法でも、今日有用に用いられるものは採用するという方針をとった。
目次
1 尿成分測定によるタンパク質代謝研究法
2 血漿アミノ酸濃度測定によるタンパク質代謝研究法
3 「まるごと動物」でのタンパク質代謝研究法
4 器官灌流法によるタンパク質代謝研究法
5 分離組織・細胞によるタンパク質代謝研究法
6 培養細胞によるタンパク質代謝研究法
7 タンパク質合成に関与する重要因子の測定法
8 各種タンパク質分解系の測定法
9 タンパク質代謝調節研究法
著者等紹介
舩引龍平[フナビキリュウヘイ]
東京農工大学名誉教授
門脇基二[カドワキモトニ]
新潟大学農学部応用生物化学科
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