ホルモンの分子生物学<br> 無脊椎動物のホルモン

ホルモンの分子生物学
無脊椎動物のホルモン

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762229091
  • NDC分類 483
  • Cコード C3345

内容説明

昆虫のホルモン作用は、休眠ホルモンにみられる作用の記憶というような、昆虫の生きざまに特徴的な現象を多く含んでおり、未知の領域に満ちている。また、ショウジョウバエの唾液腺で発信されたエクジステロイドによる初期遺伝子の発現と、その下流にある後期遺伝子の関係は他の組織にも敷延され、ショウジョウバエでの遺伝子操作の簡便さとあいまって、ステロイドホルモンの作用機序の分子レベルでの解明に大きく寄与しつつある。これらの近年の発展を縦糸に、昆虫をはじめとした無脊椎動物特有の現象を横糸にして本書を編んでみた。

目次

昆虫ホルモン
新規ホルモン探索の新戦略と腔腸動物のホルモン
無脊椎動物と脊椎動物で同一祖先をもつホルモン:ボンビキシンとインスリン
無脊椎動物での独自の発展を遂げたホルモン(前胸腺刺激ホルモン;休眠ホルモンとPBAN)
昆虫ステロイドホルモンの受容と情報伝達
昆虫ステロイドホルモンで制御される遺伝子群
神経ペプチドホルモンの分泌調節:カイコの前胸腺刺激ホルモン
昆虫の寄生戦略とホルモン
甲殻類のホルモン