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出版社内容情報
不登校の増加は、公教育の危機なのか。それとも、学校が変わるための問いなのか。
本書は、「不登校支援」という枠を超え、すべての子どもの多様な「学ぶ」をいかに保障するかという視点から、
学校の包摂性を根本から問い直す一冊である。
福祉的機能、民主的機能、学問的機能、自己形成・自立支援機能
―日本の学校が歴史的に担ってきた多様な機能に改めて光を当て、
不登校をめぐる議論が見落としがちな「学校生活に埋め込まれた学び」を丁寧に掘り下げていく。
文部科学省の委託調査を基盤とした実証的研究と、全国の学校・教育委員会による実践事例を通して描かれるのは、
「登校か否か」「通常学級か別の場か」といった二項対立を越えた、立体的な学びの保障の姿である。
授業改善、校内の居場所づくり、チームによる伴走、学校経営の再構成
―その一つ一つの試みは、不登校の子どもだけでなく、
すべての子どもにとっての「魅力ある学校」を構想するための手掛かりとなるだろう。
不登校をめぐるジレンマに向き合う教育実践者、行政関係者、研究者にとって、
これからの公教育を考えるための確かな座標軸を提示する。
【執筆者】
**加瀬 進、*入江優子、*箱山智美、*田嶌大樹、藤岡宏章、上川高史、山内敏之、松葉 覚、鈴木直樹、八幡一臣、
纐纈 充、筒井桃子、仲嶺香代、平良善信、宮下佳子、河 美善、盛岡栄市、知花 聡、谷川由紀子
(執筆順、**は監修者、*は編者、所属は2026年3月現在)
【目次】
序 章 不登校支援から多様な「学ぶ」の保障へ
第1部 「学校」の可能性
第1章 「学校」の可能性を問う
第2章 「特別な教育的ニーズ」と「学校」
第2部「学校」に伴走する
第3章 子ども中心の学びに向けたNagoya School Innovation という挑戦(名古屋市教育委員会)
第4章 不登校と特別支援の垣根を越えたトライアングルミーティングからみえる「学ぶ」のニーズ(田野畑村教育委員会)
第5章 「学校」とともに歩む教育福祉の地域基盤(沖縄県浦添市)
第3部 多様な「学ぶ」を創り出す
第6章 〔授業改善から〕学校の可能性を信じた山吹小学校の挑戦~すべての子が行きたい学校をめざして~(名古屋市立山吹小学校)
第7章 〔授業改善から〕学びのゴールの提示と「学ぶ」の創造(岩手県山田町教育委員会・山田中学校)
第8章 〔校内居場所づくりから〕子ども中心の「校内居場所」と多様な「学ぶ」の保障(名古屋市教育委員会)
第9章 〔校内居場所づくりから〕多様な「学ぶ」を支えるチームワークと学校経営(沖縄県浦添市立浦西中学校)
第4部 「学びの多様化学校」の挑戦
第10章 登校を支える仕組みと多職種協働(八王子市立高尾山学園)
第11章 多様な「学ぶ」を支える教育実践(八王子市立高尾山学園)
第12章 多様な「学ぶ」に徹底して寄り添う学校づくり~夜間部との連携を通して~(大阪市立心和中学校)
第5部 「学校」の未来を展望する
第13章 対談:「学校」の未来
第14章 インタビュー:豊かな伴走の広がりのなかで
終 章 「学校」の未来~多様性と包摂性を考える
内容説明
すべての子どもの多様な「学ぶ」をいかに保障するか―「不登校支援」を越え、〈学ぶ〉を再構築する。一斉授業の見直しや校内居場所づくり、学びの多様化学校の試みにみる「学校」の可能性とは。
目次
不登校支援から多様な「学ぶ」の保障へ
第1部 「学校」の可能性(「学校」の可能性を問う;「特別な教育的ニーズ」と「学校」)
第2部 「学校」に伴走する(子ども中心の学びに向けたNagoya School Innovationという挑戦―名古屋市教育委員会;不登校と特別支援の垣根を越えたトライアングルミーティングからみえる「学ぶ」のニーズ―田野畑村教育委員会;「学校」とともに歩む教育福祉の地域基盤―沖縄県浦添市)
第3部 多様な「学ぶ」を創り出す(授業改善から 学校の可能性を信じた山吹小学校の挑戦~すべての子が行きたい学校をめざして~―名古屋市立山吹小学校;授業改善から 学びのゴールの提示と「学ぶ」の創造―岩手県山田町教育委員会・山田中学校;校内居場所づくりから 子ども中心の「校内居場所」と多様な「学ぶ」の保障―名古屋市教育委員会;校内居場所づくりから 多様な「学ぶ」を支えるチームワークと学校経営―沖縄県浦添市立浦西中学校)
第4部 「学びの多様化学校」の挑戦(登校を支える仕組みと多職種協働―八王子市立高尾山学園;多様な「学ぶ」を支える教育実践―八王子市立高尾山学園;多様な学に徹底して寄り添う学校づくり~夜間部との連携を通して―大阪市立心和中学校)
第5部 「学校」の未来を展望する(対談:「学校」の未来;インタビュー:豊かな伴走の広がりのなかで)
「学校」の未来~多様性と包摂性を考える
著者等紹介
加瀬進[カセススム]
東京学芸大学社会科学講座教授/東京学芸大学こどもの学び困難支援センター長。〔委員歴等〕東京都教育庁指導部「研究開発学校(チャレンジクラス)運営指導委員会」委員、東京都子供政策連携室「学校外での子供の多様な学びに関する支援事業の在り方検討有識者会議」委員、東京都子供政策連携室「不登校の低年齢化に関する実態調査」報告書監修、他
入江優子[イリエユウコ]
東京学芸大学教育インキュベーション推進機構(こどもの学び困難支援センター担当)准教授。〔委員歴等〕東京都「不登校児童・生徒等の学校外体験活動に関する調査研究委員会」委員、八王子市立高尾山学園学校運営協議会委員、名古屋市「市立学びの多様化学校等のあり方に係る有識者等会議」委員、沖縄県コミュニティ・スクールアドバイザー、他
箱山智美[ハコヤマトモミ]
東京学芸大学教育インキュベーション推進機構(こどもの学び困難支援センター担当)特命教授。〔職歴・委員歴等〕岩手県大槌町教育委員会主任指導主事、岩手県山田町教育委員会教育次長兼学校教育課長、一関市立千厩中学校校長、岩手県立大槌高等学校PTA会長、岩手県高等学校PTA連合会監事、東北地区高等学校PTA連合会進路対策委員、元音楽教師(現在小中学校合唱・吹奏楽指導者)、文化祭合唱コンクール審査員、吹奏楽コンクール地区予選審査員、嘉悦大学経済研究所客員教授
田嶌大樹[タジマヒロキ]
東京学芸大学教育インキュベーション推進機構(こどもの学び困難支援センター担当)講師。〔委員歴等〕国分寺市「子ども・子育て会議」委員・副会長、八王子市「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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